murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

最新の補聴器

シーメンスから最新の補聴器ということで「ピュア」と言う名前の新製品カタログが届きました。
シーメンスは近頃かなり早いサイクルで新製品出してますよね、アクティブシリーズという、耳かけ式だけどとにかく目立たない小さい補聴器で、音を出すマイク部分が本体ではなくてイヤーチップ(耳栓にあたる部分)にあるという、画期的なのを出したばかりなのに、今度は見た目は同じだけど補聴器とセットで使うリモコンにテレビの音やオーディオ機器、電話等の音をキャッチして補聴器にそれを送信してよりダイレクトに聞かせるという、そうだな、ワイヤレスのヘッドホンみたいな感覚の補聴器なんだろうか、私はそういう印象を持ちました。
結局、音というものをデータ化してより耳に近いところで再現するということになるんだと思うんですが、考えてみるとここほんの2〜3年で補聴器はすごい進化をしていると思います。ライフシリーズが出てきてからかな?販売している私達の側の発想もガラリと変わりましたからね。
補聴器は耳の穴の中に入れる形が普通だと思っていたんですが、だから耳かけ式は古いタイプだと、そう思っていたんですがライフシリーズはそこが逆転の発想というか、小さくして耳の後ろに隠れて入ってしまうくらいにしてしまえば表から見たときには補聴器がどこにあるのかさっぱりわからない、そんな「はたからの見た目の違い」から、耳あなを塞いでしまうから音のこもり感が大きく感じるので自分の声が今までと全然違って聞こえてしまうというのを、耳栓部分に柔らかいシリコンを使いなおかつ穴が大きく開いているものを使って空気の通りを作ることでこもり感を解消するという、これまた今までにない考え方で作られているので初めから違和感を感じないで使うことが出来るようになってきてるんですね。
それが、アクティブシリーズになって今度は耳元で音を出すようになったから、もっと高度難聴の人でも自然な音を聞くことが出来るようになってきた、それはすごいなぁと思っていたところだったんですけどね。
補聴器のご相談をお聞きしている中では、テレビの音がはっきり聞こえない、音はわかるけどドラマの中でのほんのちょっとした会話の機微がわからない、それは結構お聞きすることですから、それがこの「ピュア」でより聞こえやすいものになれば喜ぶ人は多いなぁと思うんですけど。
以前に音を工学的に研究している人の話を聞いた事があります。その人は工学博士なんだけど、自分のしている研究が「音」が人に対しての医療現場ではどのような効果をもたらすのか、それをやってる中でこの補聴器に関してもかかわることがあるんだよ、といってました。まぁ研究段階だということで詳しく話してはくれなかったけど、ただ音を大きく聞かせるだけではなくて、どうやって感じるかがより大きく聞こえさせるポイントになるんだ的なことは言ってましたね。そういう研究(その人の研究がということではなくて)の積み重ねが新製品開発に反映するんだろうなぁ。
ところで、その「ピュア」という補聴器は値段は安くはないんです。最高機種になると両耳作ると71万円かな?そうなるとそれは今までの最高機種の値段と同じだから、今までの最高機種の値段がこれで下がるかもしれないですね・・・・・パソコンと同じだなぁ。
シーメンス補聴器のHPではまだその「ピュア」の製品情報や宣伝は出てこないんですが、情報の早いお店だともうカタログは置いてると思いますよ。ウチの店においてるくらいだから(笑)カタログで見てもむちゃくちゃ小さいです。目立たないどころかしてるの忘れそうな感じじゃないかな?
この商品はシーメンスのHP(http://www.siemens-hi.co.jp/index.php)でそのうち見ることが出来ると思います。