murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

柏崎の夕日

7月16日は4年前から柏崎にとって普通の日じゃなくて震災祈念の日になりました。
朝から市長の挨拶があり、あの日地震が起きた10時13分に黙祷を捧げるための言葉がありました。
柏崎は、ずいぶんと復興・復活しました。新しい家が建ち、道が整備され、学校は耐震工事がされたり今まだその最中だったりします。でも駅前の商店街からなくなった店もあるし、国道沿いのガソリンスタンドがめっきり減ってしまいました。

震災から2年後の同じ日、空が真っ赤になるほどの夕日を撮って、それまでも写真は好きだったけれど夕日を写真に収めるというのがなんていうか不思議な高揚感を持つようになった、と感じています。
ワクワクでもない、嬉しいでもない、なんていうか、最初はわーきれいに撮れた、くらいだったのが毎年年を追うごとに見れてよかったとか居合わせてよかったとか、なんてことはない普通の本当に平日の帰り道でも、鮮やかな夕日のオレンジ色を見るたびによかったと思う気持ちが湧き上がってくるのを感じます。

たぶん、今生きてて良かった、と思ってるのかもとも思いますが、そう言い切れるにはまだまだ時間がかかるかなぁとも思います。今そう感じていても、つらりと平気で口に出せるものじゃないしなーと思っているからかもしれません。

そうして昨日と今日、夕日を撮りました。いつもとは違う場所で、昨日は鯨波海岸まで行って、今日は藤元町の反対側の田んぼ道からです。昨日は満月だったのかな?なんてことはない風景が違って見えたのでそこでも一枚撮りました。

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素敵なオレンジ色。
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通りかかったオープンカーをパチリ。わんちゃんが隣に乗ってました。
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跨線橋の上のお月様。
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まだちょっと高い夕日。
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街中をオレンジ色にしてる。
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田んぼと国道と鉄塔と。なんてことはないいつもの景色なのになんだか違って見える。

カメラを四六時中持つような生活になって、でも好きな写真はまた違うんだよな、もっと撮りたいな、と思える毎日です。