murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

メガネ屋さんという仕事

私は駅前にある商店街のメガネ屋でもう今年で15年、働いています。ごくごく普通ですが、街中では結構大きめの店構えをしています。
自分もある程度の年齢に達したので、そろそろ老眼鏡が必要かな?と思えるようになってきました。携帯電話を見ようとすると、腕をちょっと伸ばすようになったんですね(笑)
店に来る取引先の営業さんなんかには、もう遠近両用を掛けないとダメだよ、と即座に言われるんですが、お客様にはいろいろオススメするくせにどうも自分だと「まだいいかなぁ・・・」と思ってしまいます。
パソコンに向かってるときは、自宅だとデスクトップなので、しかも画面の大きいのを使ってるからさほど気にはならないんですが、会社でノートパソコンを使ってるとうーん、と距離やら角度やらを気にするようになりました。やっぱりそろそろなのかな(汗)

今日は夏には「海の家」と「民宿」を経営しているのでこれからが忙しいという60歳代男性の方のメガネの作成依頼がありました。最近刺身を切るときに手元が若干見づらくなって、長年の感で切っているから切り口やらその厚さやらは心配ないけれど仕上がりの確認がどうもうまくいかない、ということで、じゃあと度数を測ってみたら弱い遠視と乱視があり、今まで使っていた遠近両用では+0.25D度数が足りなかったのと加入度数も0.25DUPして、尚且つ手元が見やすいように中近レンズを使うことにしました。この方が立ち上がってる状態で手元を見るのも遠近両用に比べると楽なんですよね。使用レンズはHOYAのタクト、TC15VS−Hです。
手元が見づらくなってきた、と言うお話からメガネを作ろうということになった場合、使いたい範囲(見たい範囲)を詳しく聞いていくと、単純に近用専門、遠近両用、どちらかで選ぶと言う訳にいかないときがあります。そういう時は中近レンズや近近レンズを試してもらうことがありますね。
今までで一番勧めて喜ばれたのは「絵を描く」とき用でしょうか?これは中近レンズが一番いいと思います。でもその距離で設定すると絵を書くとき専用メガネになるから、贅沢なのかもなぁとは思いますけどね(笑)

「見る」と言う行為は当たり前に出来る行為だと思ってましたが、そうではないんだと仕事をしているとつくづく思います。
そんな話を書き綴っていきたいと思います。