murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

目の病気で心配なこと、本当に増えているんだなと実感しました

今夜は『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学』(http://www.asahi.co.jp/hospital/)で、目の病気についてとても怖いことをチェックしていました。
最初の「眼瞼下垂(がんけんかすい)」は名前の通り瞼が落ちてくる病気で、店で年齢の高い方ほどその傾向が大きく、例えば長年遠近両用を使っている方がこの「瞼が落ちてくる」ことによって視界が妨げられ、遠近両用では特に手元の視界が取れなくて使いづらい、何とかならないかと相談されることがしばしばあって、しかし瞼が下がっていることによる視界の不良は度数を変えても解決できないので、遠用と近用のメガネ2本の使い分けにしていただくことになる場合が少なくありません。番組でも「加齢による」瞼をひっぱりあげる力の衰えが原因というのがある程度は考えられるといっていましたが、最近はそればかりではなく若い世代でもその傾向が出てきているそうです。
瞼をひっぱり上げる筋肉の力がどうして衰えるのか、目の奥にある筋肉がまぶたの内側にある腱膜をひっぱりあげることで瞼は大きく持ち上がる訳だけれどこの腱膜が伸びきると瞼は持ち上がらず、それを補うために額の筋肉や首筋の筋肉で瞼を持ち上げようとする。そうすると額の皺から肩のこりや首の痛み、果ては全身倦怠につながることになってただ瞼が開かないと済ませていられるものではなくなってくる怖い病気だったのだとわかった。
原因と考えられるのは加齢や目の酷使(パソコンの使いすぎが原因という例が出てて、うわぁまずい、と思いましたね)、コンタクトレンズに加えて意外だったのが「目の擦りすぎ」でした。目を擦るとどうしても瞼近辺の筋肉に圧力が掛かることになり、結果伸ばしてしまうことになるんだそうです。番組内でもアンチエイジングとしてマッサージをしているのはいいことなのか悪いことなのかという質問が出ていたけれど、何でもやりすぎはよくないとのこと、特に目頭のほうをぎゅ―っと押さえつけるのはよしたほうがいいというお話でした。私も疲れ目対策でお風呂に入っているときにマッサージをよくするんだけれど、力いっぱいぎゅーっと押すのはよくないんだなと思いました。気持ちいいんだけどね・・・・・これからは頬から目の下のところを押すのだけにしておこうかな。
次に紹介されたのは「原発開放隅角緑内障」、緑内障は日本での失明原因第1位だそうで、この病気はその緑内障の中でも目の中の眼圧があがることで起こる病気です。これは最近増えているそうで緑内障の中の76%を占めているそうです。先日のNHKの「名医にQ」でもこの緑内障は取り上げられていましたが、この病気で何が一番怖いかって「自覚症状が少ない・気がつかない」ことだと思います。店でお客様のお話を聞いていて実感するのは、目の病気はどんなものでも自分では気がつかないうちにその状況が進行しているということです。とにかく痛くならない、これが一番気がつかない原因だと思うんですが、この緑内障はそれに加えて一番顕著に現れる症状である「視野の欠損(見えない場所が出来る)」が両眼視することと視神経を伝わって脳で見えているということを処理する間に補われてしまって、見えていないということに気がつかないというのが早期発見の妨げになっているのかと思います。
番組の中で視野の検査をやっていましたが、それを私もやってみて何とかクリアしたのはほっとしましたけどね、緑内障になるとシマシマ模様が見えにくくなるというのは知識として覚えていようと思いましたね。うーん、しかし見えにくいことは確かだった。
緑内障になると、視神経が傷ついてその傷ついた視神経はもう元に戻りません。手術で取り替えることなんて出来ません。なので早期発見が大事なんですがそれ専用に検査をしないと緑内障であるかどうかはわかりません。例えば基本健康診断で受ける眼底検査では眼圧がどうのとか視野が欠損してるかどうかはわからないんですね。メガネを作りに来てくださったお客様にどうも視力の出が悪いときには眼科で診ていただくように話すことがあるんですが、基本健康診断で異常がなかったから目の病気ではない、といわれることはよくあります。でも、あれは眼底検査であって、水晶体がにごっているかどうかも、視野が欠損しているかどうかも調べてないんです。
それと気になったのが、近視の人はそうでない人の2倍緑内障になるリスクが高いということ。それは近視改善の手術(レーシックとか)を受けた後でも変わらないとのことで、私も近視だからすごくすごく気になりましたね。
これが原因です、というのがまだはっきりわかっていない緑内障という病気は、一説にはストレスが原因と言われています。その要因を持った人が心配なことがあった翌日に一気に症状が進んでしまったということを聞いたこともあります。そうなったらメガネでは対処できません。私は花粉症の時期には眼科に行くんですが、これからは少しでも気になることがあったら眼科に行こうと思いました。あ、お客様にも勧めますよ、お調べさせていただいて、気になる点があったら「そんなに病気にしたいのか」とお叱りを受けるかもしれなくても、一度はお話していこうと思います。