murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

補聴器の乾燥

店では補聴器も取り扱っています。
扱ってるのはそればかりじゃなくて、ジュエリーも時計も扱ってますが、私の守備範囲はメガネと補聴器です(笑)でも、実際にお客様の聴力を測るとか、補聴器を装着すると言うことはできません。これにはある一定の資格が要るのでその資格を持っている社長が行います。ちなみに耳垢掃除は私たちのような店の販売員はしちゃいけないんですよ、あれは医療行為になるので、それが原因で聞こえないとわかった時点で耳鼻咽喉科に行っていただきます。
補聴器は最近ようやく市民権を得たと言うか、使っていたほう聞こえがいいから使ったほうがいい、と言う意識が高まってきたように思います。しばらく前まで「補聴器なんて使ってるとわかるとよほどおじいさん・おばあさんんに見られていやだ」とかまだまだサイズ的に大きな機械でしかなかったころには「そんな目立つものはいやだ」とか、もっと根本的に「機械を使って聞くという行為がわずらわしい」というお話が多かったんですが、近頃の補聴器は小さいし目立たないし、デジタル調整の補聴器が主流になってきたら聞こえも補聴器自体が考える時代になってきましたから、ずいぶん使いやすいものになってきたと思います。今のところ聴力に問題のない私が耳にはめて聞いてみても、周囲の音がほとんど違和感なく自然に聞こえるようになりましたから、技術の進化は素晴らしいなと思うんです。
そんな進化した補聴器ですが、これからの湿気の多い時期、また真夏には大敵がいます。『湿気・結露』です。
汗をかいて補聴器の中で結露する、これがねぇ・・・一番良くないんですよぉ。結露してそのまま放っておくと機械の金属部分とかが錆びつく、腐食を起こすと言うのが起こります。そうするとあの小さい中で音を感知して聞こえるように耳の奥まで届けるという役割を果たしているマイクとアンプが故障しちゃうんですね。そうなると修理しなくちゃいけないんですが、そりゃ保障期間内以外はタダではないし、時間だっていただくことになります。その間使えませんから不自由ですよね。
どうすればいいか。
大概の場合が補聴器を買っていただいたときに乾燥器をつけてると思うんですが、それで1日使った後には必ず乾燥させるというのが一番いいんですが、それでも間に合わないくらいヨゴレや湿気がたまることは考えられるんですね。そういう場合のために専用乾燥機を2万円くらいで用意することは出来ます。ウチの店でも扱ってますが、でもねーそれを買っていただくのもいいけどお店に持ってきてもらって乾燥と除菌をさせていただくのが一番いいんですけどねぇ・・・・・
時間かかるけど(約30分)メンテナンスも出来るからこの先の季節はこまめに手入れをしていただくのが壊さないコツだとお話しています。
まずは乾燥、これが一番大事です。で、何でいきなり補聴器の話題かと言うと、この1週間ムシムシしている所為か『聞こえが悪くなった』とお持ちいただいた補聴器のほとんどがこの乾燥不足とヨゴレのせいだったと言うのがわかったからなんです。汗をかくとその分ヨゴレやすいですから、お使いの方はどうぞお気をつけ下さい。