murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

どんなメガネレンズが使いやすいか

昨日、メガネ問屋の営業さんが来てニコンの新しいレンズの話を聞いたのだけれど(新しいといっても既存のレンズバリエーションの再編成といった感じだった。明日行く予定のセミナーで詳しい話が聞けるらしい)最近の遠近両用レンズは天地幅の狭いフレームにも対応できるように累進帯が11ミリのものも種類が増えてきていて、しかも使いやすさや横揺れの少なさも以前の出始めの頃と比べると雲泥の差になってはきているのだけれど、でも「じゃあゴルフのときは」と聞くとはやり遠方視の視界確保を優先したほうがいいし、横揺れだって累進帯11ミリタイプからすると14ミリ、15ミリタイプのほうが揺れが少ない、というわけで、どんな場面でどんな状況でメガネを使うのか、から考えて行かないと結果として使いやすいものにはならないね、という話に落ち着いたのです(笑)
うーん、やはりそうなんだな、と思ったのはゴルフ用のメガネの話で、以前からプレイもできるしスコアも書ける遠近両用を作りたいと相談されているお客様がいらっしゃるのだけれど結局普段もつかえるように、としてしまうと年齢にもよるだろうけれど加入度数が強くなればなるほど揺れも大きく視野も狭くなるわけだし、それでデスクワークとゴルフの両方を両立させるというのはなかなか難しいことは想像できる。累進帯を14ないし16ミリくらいにして加入度数を思いっきり下げる(普段加入度数2.50D必要なら1.75Dくらいにしちゃうとか)とか、スコアがぎりぎり書ける程度にしておけばこと「ゴルフ」に限定した場合は使いやすいものになるのは間違いないと思う。天地幅が狭いメガネだからといって11〜12ミリタイプを使って普通に水平ラインをあわせて作っちゃうと、加入1.50DのFDやプレシオダブルでも揺れるのでそこはフレームの選び方も考えないといけないと思うのです。
またどんな人でも遠近両用が使えるわけでもないし、だからといって誰でも単焦点でOKというわけでもないので、使いたいレンズ・メガネが何なのかも重要なポイントですよね。どんなに遠近両用が使いたいといって試してみても目線の上げ下げや視野の狭さ(単焦点からすると視野はそれなりに狭いので。これも加入度数の強さに比例するように思います)を感じて使えなかったり、ご自分は近視で手元用が要らないけれどパートナーの方が手元用が欲しいというのをご理解いただけなかったりと、さまざまあるんですが、やはりご本人の見易さ使いやすさを優先するのが一番かなぁとおもいます。
あと、最新設計の高い遠近両用レンズだからって何でも使いやすいとは限らないのです。私が思うに、今まで球面レンズのメガネを使っていた方には、両面累進設計のものよりは外面設計のほうが受けがいいときがありますし、手元の視野が広いと謳ってるレンズだと焦点が絞りきれなくてどこで見たらいいのかわからないといわれることがあったりします。今までご相談を受けてきて、この状態の目ならこれがお勧め、というレンズはありますが、それに決め付けないでやはりトライアルで試してもらったほうがいいんだなぁとこのところ接客していてまたもや思いました。