murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

超極小に枠替え

先日作ったアイガーデンのEG−101というフレーム、サイズが46とかなり小さくてこれに遠近両用がちゃんとはいるのか?ってな実験的な感覚で作ったものだったんですが、それを掛けて接客していたら「そのフレームステキね」と、ジュエリーのリフォームにいらしていたお客様に興味を持っていただけました。
そのお客様はメガネのほうの顧客データにも載っていらっしゃる方なんですが、ずいぶん前に小さいフレームに枠替えをしたメガネのカラーコーティングがはげてきて何とか枠替えをもう一度したい、と相談を受けていた方だったんですね。でもすでに横幅46サイズあるかないかくらいの小ささにレンズは削ってあって、お客様のご希望である「オシャレで印象ががらりと変わる、明るい感じの枠」はなかなかなかったんです。子供枠でインポートものだとカラーも豊富で、リカットしても大丈夫だろうというのはあったんですが、なにしろ顔は大人サイズ(大人の方なので当然です)なので鼻幅とかしっくり来なくて、メガネそのものを新しくしていただかないと難しいかも、とお話していたのです。
でもレンズがもったいない・・・というお気持ちがあって、何度かご相談を受けて探してはいまひとつというのを繰り返していたんですが、まさかこの派手なメガネに興味を持ってもらえるとは思っていませんでした。
まぁ派手といってもカラーは明るめの茶色(メーカー表記はオレンジ)で、フロントデザインは特に何の変哲もないシンプルなもの、テンプルの花柄モチーフが普通よりも大きいけどそれこそ「印象ががらりと変わる」のでご希望には沿ってます。なにより変形ナイロールなのでレンズの半分までは形が変えられないけれど耳側半分はレンズの形をかなり削っても枠入れができる、ということは鼻側の必要最低限の形を確保できればあとは視野の妨げにならないように気をつければ自由に形を変えられるということなんですね。
技術的にできるとは思ったけれど、まさか「そのフレームを譲ってくれ」という話になるとは思いませんでした。(まさかの「まさか」続き)どうしてもすぐ欲しい、というのでリフォームの仕上がる間に枠替えやっちゃいましょう、ということに。一応メーカーには同じ枠が取り寄せできるかどうか確認しましたけれどね。
f:id:k-hisari:20100613152532j:imageこんな形のフレーム
ダミーレンズを使って型を作りましたが、横幅43ミリにしてようやく枠入れできる形になることがわかって、その大きさでも視野的には問題がないことも確認できたので思い切って「超極小」サイズの枠替えを実行したのでした。
出来上がりも満足していただけましたので、そこは一安心だけど同じ形でもしかしたら濃い茶色しかフレームがないかも、というメーカーからの返事が来てます・・・・・うーん、じゃあ違う色(赤とか黒とか)を探してもらおうかなぁ。