murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

ついにセイコーも「室内空間快適レンズ」を販売!

まってました!と言う感じです。9月1日、セイコーより新商品レンズの発売です。
セイコーのレンズは遠視系の方には大変ご好評を頂いているので、室内空間快適レンズの分野でも新商品が出ないかな、と期待はしていました。実際自分で使っているニコンのプレシオH&OやHOYAのFDクリアークなどは近視の方にはとても好評だし、その理由が遠方視の「見通しのよさ」にあると思うのですが、遠視の方には「見通しのよさ」+「違和感のなさ」が強く求められると思うんですよね。遠近両用レンズでも、近視や近視系乱視の方には違和感のなさよりも視界のクリアさを強く求められるのですが、遠視の方はその「クリアさ」加減が強すぎると揺れやゆがみの印象を多く感じたり慣れにくさにつながっていくように思うのです。ウチのお店ではお客様にトライアルレンズを使っていただいてもやはり「慣れやすさ」に重点を置かれる場合にはセイコー遠近両用レンズを選ばれる確率が高いですし、このレンズでないと使えないという方もいらっしゃるので室内用や特にパソコンのご利用の多い方にオススメしてみるのにはいいかもです。
***以下はメーカーの説明文からの抜粋*****
セイコー インドアLD』は、基本設計にユレ・ユガミを軽減し、広い視野を実現する「内面累進+内面非球面設計」を採用。加えて、新開発の「スムージング設計」を採用し、フィッティングポイント周辺での視野を拡大しました。これまでの室内用中近レンズ(これはルーメストですね)よりも遠方視を1.5倍遠くまで見通せるとともに、視野幅を10%以上広くすることに成功しました。
当社では、1986年に世界初の室内用中近レンズ「セイコー シニア50」を発売し、用途別レンズを提唱、以来、「セイコー キャスター」や「セイコー ルーメスト」を発売し、用途別レンズ市場を牽引して参りました。今回発売する『セイコー インドアLD』は、“中間・近方を広く見たい、ユレ・ユガミが少なく慣れやすいレンズを求めている遠近両用レンズユーザー”や、“加入が強くなったものの未だ単焦点老眼鏡を使用しているユーザー”にお勧めの新屋内常用レンズです。
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名前のインドアLDですが、屋内の意味のインドア(indoor)と遠くという意味の LD(long distance)をあわせたものだそうです。うーん、なんか不思議な造語です。
このほか9月1日には「セイコーパシュートCV」という内面累進+内面非球面設計の遠近両用レンズも発売になります。このレンズに関してはまだ詳しくわからないのですが、同じ設計のシナジーに近いのかとも思うんですが、ターゲットとして挙げているのが45歳以上の初めての方から掛け替えのエンドユーザーまで、となっているのでシナジーよりも若干ライトユーザー向けになるのかと思います。ニコンのプレシオアドバンスとかHOYAのサミットプレミアムクラスと同じかな?価格帯もそれくらいだといいんですけどね。
9月発売ですからこれからメーカーさんより詳しいレクチャーを受けられると思うので、また新しい情報があったらご紹介しようと思います。