murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

夏の紫外線対策は「薄めのサングラス」でおしゃれに!

そろそろ梅雨明け、夏本番が近づいてきました。今日あたりは日差しがとっても強くて窓越しに外を見ているだけでも目が痛いなぁと思うほど。普段からUV400カットのはいっているレンズを使っていますが、無色レンズなので常々サングラス(度入りのです!もちろん〜)が欲しいなぁと思っているのですが自分のメガネではなかなか実現しません(泣)
今日お渡ししたメガネはセイコーのP−1シナジーにトランジションズのグレイの調光レンズタイプ、夏用にサングラスの役割も果たす遠近両用メガネが欲しいと言うご要望でした。グレイと言う色は元の色味を変えないのでかなり濃く色がついてもものを見るときに違和感を感じないのでいい色だと思います。それにそのときの紫外線の量で色のつき具合も変わるので、室内や車内だとさほど色も濃くならないから便利です。実際かけていただいた印象も快適と言っていただけました。
紫外線よけには色の薄いレンズがいい、という新常識はこのごろやっと定着してきたように思います。色が濃いと光の入り口である瞳孔が大きく開いて外からの光がたくさん入ってきてしまうからちょっと怖いのです。この「外からの光」の中に紫外線があって、何も対策をしない裸眼状態だと紫外線A波・400ナノメーターの波長は37%が水晶体に、紫外線B波・320ナノメーターは2%が水晶体に到達してしまいます。
このA波・B波のうち白内障に大きく影響するのはB波のほう。水晶体そのものの構成は、特殊なたんぱく質である「クリスタリン」33%、水分66%、ミネラル1%で出来ているんですが、この「クリスタリン」が紫外線B波を吸収すると水に溶ける性質を失って濁るというのです。白内障の主な症状である「濁り」はここで発生するんですね。
紫外線A波は直接白内障に影響を及ぼすものではないと言うのですが、発症を促す遠因にはなっているとのことでやはりA波・B波両方をカットできるメガネ、サングラスを使っていただきたいです。
オススメはグレイ・ブラウンの基本色。ブルーは夏さわやかですが曇りの日には有効だけど、日差しの強いときは逆にまぶしい場合もあり。ピンク・パープル系もお好みで選んでいただいてOKだけど、歩きやすさを考えたらハーフ染色がいいかもです。