murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

遠視で遠近両用希望のお客様

15日で遠近両用キャンペーンは終了しましたが、メーカーとお話して引き続き9月いっぱいまでなんとか、半額でのご提供が出来るようになりました。でもこれはオープンでのセールではなくて、店にお出かけくださった方向けのクローズなセールということになります。
今日もまだあの広告のセールはやってますか、と言うご相談があって、お聞きすると1998年にウチでメガネを作ってくださったのだけれど2〜3年でメガネ自体を壊してしまい、その後は面倒でメガネをかけていなかったとのこと。なんで面倒だったのかしら、と聞くとやっぱり夏の汗をかく時期とかは邪魔だ、と言うお返事で特に遠視の方は遠くを見るにはさほど不自由を感じていない方が多くいらっしゃるので、見え方を調べてプラス1.00Dくらいは確実にいるとわかっても、またそれの必要性をお話してもなかなか慣れていただくことが出来ないことがあります。大人(老眼鏡が必要な年齢になってから遠視だとわかると特に)になってからだとそれまでの見え方に対する「慣れ」と言うのがまずありますから、メガネを通してみる「新しい見え方」に抵抗を感じると言うのはまぁわかるんですが、慣れてしまえば確実にものの見え方は楽になるんですけどね。
遠近両用にしてみたい、というのはその以前作ったメガネを壊してしまって使えないということと、最近になって手の届く範囲の見え方が異様に見えづらいと感じること、目の疲れが今までならこれほど感じなかったのが、ここ1〜2年だんだんと辛くなってきた、と言うのですね。そこでウチの店でずいぶん前にメガネを作ったときに、あなたの目は遠視だから疲れやすいんですよ、と説明したのを思い出してくださって、さぁと思い立ったら人からキャンペーンの話を聞いたんでいい機会だと思ったとのことなんです。
とてもいい機会なんですが(笑)まずは今の見え方の状態を調べさせていただきました。順番はいつもと同じでオートレフから他覚的検査をやって、次に掛け枠での自覚的検査となるんですが、オートレフの時点で乱視がすごく強くデータとして出てきて、おかしいなぁと思いつつ調べていくとやはり度数が安定しません。乱視がどっと入っていくかと思うと、どんどん抜かないと見え方が平均しない、遠視の度数も強くしたり弱くしたりと、とにかく収まらないしレッドグリーンテストもぼやけて見えるとのことでこれで度数決定するのも難しいと思いました。
眼科には、目が疲れだしてから行きたいと思ってはいたけれどなかなか実際にいく気にまでならなかった、と仰るので、「メガネ屋に行ってメガネを作ろうとしたら眼科に行ってみてくださいと言われました」と言えばだいたいの状況をわかってくださるので専門医に相談してみてから作ってもいいと思いますよ、とお話しました。
なんと言ってもウチはメガネ屋なんで、度数を入れ替えして視力の出る度数を探し出せればいいしまたそこまでしか出来ないですし、どんな度数を入れても、乱視を入れても入れなくても見え方が変わらないと言う理由は明確にはわかんないんですね。だいたいの予想はついても、それは医師でないのでお話しすることは出来ません。特にこのお客様の場合は視力表で0.6がやっと見えるかな、くらいだったのでなぜ見えづらいのか視力が出にくいのか、そこを調べてもらったほうが絶対にいいと判断させていただいて今日の時点ではメガネは作らず、眼科に行くことをお勧めしました。
9月中に処方箋が出るようならキャンペーン価格でおつくりしますんで!