murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

いいものはいいと言うお話

もうずいぶん長いお付き合いになるお客様が久々に(2ヶ月ぶりかな?)来店されて、10月に作っていただいた新しい遠近両用メガネの掛け心地があんまり良くないので直して欲しい、と仰いました。今までは18金のナイロールフレームだったんですが、とにかく「軽く掛けやすく」と言うご希望でHOYAのエアリストで作ってもらっていたんですね。見させていただいた枠はご自分で構ってみたとのことでテンプルは真っ直ぐに伸びてるし左右のバランスは取れてないし、これじゃあ掛けにくいだろうなとわかる状態でした。どんな風にしたいですかとお聞きすると、今までは片手でパッと顔に載せればすとんと落ちるような感じで収まっていたのに今はそうじゃないからなんだか落ち着かない、というので、重さはまぁなんたってエアリストですからこれ以上どうやったって重くはできないのでテンプルの曲げ位置をずっと後ろに持っていって、耳の後ろでフックのようにきっちり押さえ込むような感じで「顔にかかっている」感を出すように直してみました。
直している間もいろいろとお話をお聞きしていたんですが、なんでも冬になってアウトドアスポーツ(グラウンドゴルフをしていたそうですが)が一旦お休みになってから1日が長くて何にもすることがないというのが気鬱で仕方がなくて、何もする気力がだんだんとなくなっていってずっと家にこもっていた、と言う話をされたんですね。その間にも毎日3キロのウォーキングは欠かさずにやってらっしゃるとか、出来ることはやってるんだけどやっぱり気が晴れなくてメガネがおかしいと思っててもここまで来れなかったのよ、と仰るんですがそう話しているのは今まで見てきたとおりのお元気な感じなんですね。大変だったんですねぇ、と言うと「だから今日はえいっと思って髪の毛を切って染めて、なんでもやってきれいにしてって言ってきたの!」と、そういえばすっきりした髪型で明るい茶色のいい感じになってるんです。「気分が明るくなるように、顔の色に近いオレンジ色のコートを探してきたの」と仰るのはこれまた明るいレンガとオレンジの間のような色で、撥水コート素材+ダウンフェザーで出来ているコートで手触りがむちゃくちゃいいんですね。最近のコートでよく見かけるウエストが絞ってあるタイプなんだけど、ミセス向けのデザインだからゆとりがあって着やすいとのこと。下世話ですが(笑)さぞかしお値段もいいんだろうなとお聞きしたら、「長岡で30%OFFにしてもらったからそうでもない」とこともなげに仰る。でも粘って聞き出したら30%OFFでも5万円だもの・・・相当いい品ですよ。
ここのメーカーのしか自分は着ない、と仰るのは「キング」http://www.king-group.co.jp/ という婦人服メーカーで、発色のいいテキスタイルを独自に作っているそう、うーん、やっぱり色の綺麗なものはオシャレだよなぁと思いました。
メガネもウチを気に入ってくださっているというのもあると思うんですが、レンズやフレームを選ぶ時にすごくじっくりと吟味されて一度自分に合っていると思うとそれをきっちりと使っていかれるので、物の使い方が上手なんだなぁといつも感服しています。今日持ってらした花柄のプクプクした織りが可愛いバッグはなんと15年前に2万円で購入したものだそう。汚れたら洗濯機でガラガラ洗ってるけど、生地がいいから痛まないのよ、とのお話はマジですか!と思いました。なるほど、いいものは長持ちするんですね。


いいものといえば、今日はいろんな問屋の営業さんが重なってくる日で、メガネも2件の問屋さんが来たんだけどUTTと言うところが持ってきたフレームはなんだか掛け心地が良くてよかったですねぇ。

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三工光学 http://www.sankokogaku.co.jp/index.html と言うところが出している「DUN」と言うフレーム、これは0G(ゼロジー) DUN-2016 http://www.sankokogaku.co.jp/dunHP/2016/2016.html という品番でコンセプトは「重さを感じさせない良質な掛け心地」。ナイロールみたいに見えるけれど、フロントがゴムメタル、テンプルがピュアチタン、レンズリムがステンレススチールという適材適所な構造で、この枠は天地が30ミリあるから遠近両用レンズも入れられてかっこいいオシャレが出来る感じです。価格は32,000円くらいだけど、うーん、旦那様に買ってあげようか、とつい思ってしまいました(笑)



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