murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

眼鏡学校でレチノスコープを体験したそうです

2月13日から8日間、眼鏡学校の短期集中講座に行っていた社長の息子さんが帰ってきました。今回は前回の夏の集中講座に比べるとより実践的な勉強があったようで、最終日に「レチノスコープ」を使った他覚的屈折検査の方法を実習したとのこと、初めてその機材に触った感想は「軸度の判断は難しいと思う」でした。
レチノスコープでの他覚的屈折検査とは、目の中に光を当てて入れ込む検影器と、度数の違うレンズを1枚の長細い板にまとめた板付きレンズを用いて、その板を被験者の目の前に頂間距離を保って当てて行います。けれどこの頂間距離が1.2センチと言うものなので、なかなか保っていることが出来なくて被験者の額にぺったりと当てて行ってた、とのこと。また検査をする人と被験者は50センチの距離を保つのが必要ですがそれができない(腕の長さとかが影響するそうです)場合は自分の距離ではかってあとで計算で割り出すということですが、なかなかそれも難しいということで腕がプルプルしながらやってた人もいた、なんてことも言ってました。説明を受けながらやったのでどんなことをしているのか、またこの検査がどの程度の正確さなのかも理解できたそうですが、ウチの店にはこのレチノスコープがないので実践することが出来ないんですね。またこの方法は慣れないと上手く使いこなせないので、はじめのうちは被験者も店の中でやっていくのがいいだろうし、お客様に手伝っていただく時には最後の確認でやらせてもらって行くのがいい、と先生から指導があったというんですね。なるほどなぁです。
今では手もち式のレフラクトメーターもあるしウチの店で使っているような検眼器と連動したオートレフラクトメーターが多くなっているので、実際に使っている店も少ないんじゃないかなぁと思います。また、日本視能訓練士協会のPDFによると3歳児検診での眼科検診での屈折検査において、レチノスコープやレフラクトメーターでの検診を推奨しているそうですがなかなか実践しているところが少ないと書かれています。そういえばウチのこの小さい時に3歳児検診は受けましたが、いま自分がやってるような検眼はしなかったし、眼科検診自体あったかなぁとうろ覚えの状態です。(・・・帰って調べてみよう)このPDFではレチノスコープを使って不同視があるかどうか、遠視や近視の判断をどうやって確認するのかと言う説明があります。
http://www.jaco.or.jp/ken-net/081124ken-net%20manual.pdf#search='レチノスコープ 方法'
子供の目の状況判断は本人の自覚のない場合がほとんどですから、こういった検査はぜひ広まって欲しいと思います。
他にはHOYAのカラーコーディネーターによるメイクとフレームカラー、レンズカラーの相性の講義や、手すりによる枠入れの実技などがあったそうです。レンズを加工機ではなく手すり機で削っていって八角形のフレームに入れていくそうですが、最初は乱視の影響を考えないで作っていき、次に乱視角度の設定があって作っていくということでこれにはずいぶん苦労したと話していました。実は私はこの手すりでの枠入れはしたことがありません。イヤー、たぶんまともに出来ないと思うなぁ・・・・・(自信ないですもん)今まで店で加工をしていたときには手すりでのヤゲン立てやエッジのバリ取りなどが上手くいかないと何度もやり直してもらっていたので、この実技の成果がどれほどなのかぜひぜひ次の加工では見せてもらいたいものです。
しかし、テストの成績は自己判断では散々だったといってるんですが・・・・・2年目の講義では両眼視検査の項目などがあるそうなので、どんどん店の中でもその勉強を生かしていってもらいたいです。





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