murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

色の三原色と進化論

今朝のTBSテレビ「カラダのキモチ」を途中から見て(色のことやるって思い出したのが15分過ぎだったんですね/汗)ちょうど白にいろんな色を混ぜ合わせて見たものの色を作っていくというところからだったんですが、それを見ていて子供のときに図画工作の授業の時に写生にいって木々の緑とか、花の赤とか、いろんな色があるのにいざ作ろうとするとどうしても思うように行かなかったり、隣のお友達の色がすごく良く見えたりね、思ったよりも色が単調でのっぺりした色の絵が出来上がったりなんてのを繰り返したなぁというのを思い出しました。
そりゃあセンスもあるんだろうけれど、色の達人が「一旦濃い色にしてしまったらもう後戻りは出来ない」というのが基本なんだろうなと思うんです。身近なところでは毎朝お化粧するんですけど、チークを濃く入れてしまったらもうそれを手直しするのにはもう一回顔を洗ってからやり直したほうが手っ取り早いみたいな、そんな勢いがあると思うんですね。
「色の三原色」というと「青(シアン)「赤(マゼンダ)」「黄(イエロー)」ですが(光になるとこれが「赤」「緑」「青」(RGB)となります)、これは全部混ぜていくと「黒」になるんですね。「黒」と言う色はそれだけで最初から存在するのではなくて、この色の三原色をどこ混ぜ混ぜたら深い黒になるのか、それが難しいといわれるのはそのためです。で、その「黒」の色合いをよりはっきり出す為にCMYに「K(クロ)」を足して、色合いを出しているのだそう。RGBとかCMYKってそういう意味合いだったんですね<今までおぼろげにしか知らなかった人(汗)
ところでこの「色」と言う感覚は、進化の過程でずいぶん変化したものだとこの番組で紹介していました。もともと哺乳類は夜行性なので、色に対する反応細胞は2つまでで(暗いか明るいか、白か黒か)十分だったんだけど、色の三原色+黒の4つの反応をさせるとその分無駄な機能に脳のスペースを分けなくちゃいけない、ではその分野を縮小していこうと言うことで哺乳類ははじめ2つの機能の方を発達させたというんですね。ということは「杆体」が発達していった、色は判別できないけれど形の判別能力が高いほうが優先された、と言うことになるんだと思います。で、その後森で暮らしている動物が自分の生命維持のために餌を取る・森(緑)の中の木の実(赤)を探し出しやすいように今度は色覚細胞すなわち「錐体」の方を発展させていった、という順になるんだそうです。
なんかすごいです。
今年の1月に「ロドプシンとはなんぞや?」http://d.hatena.ne.jp/k-hisari/20090129/1233235676 と言う記事を書いたんですが、そのときにも紹介させていただいた「山田篤志小劇場」でこの件がくわしく載っています。http://jegog.phys.nagoya-u.ac.jp/~ayamada/color_vision.html
これで行くと、目ってのはRGBなんですね(当然ですね)

他にもわかりやすくこの「色の三原色」を説明してくれるサイトがたくさんありますが、参考とさせていただいたのは「キャノンサイエンスラボ・キッズ」http://web.canon.jp/technology/kids/mystery/m_04_04.html こちらは目で見てわかるので楽しいです(さすがキッズ向け!)
「カラダのキモチ」http://hicbc.com/tv/karada/ でもアーカイブで今日の分がUPすると思います。


スポーツメガネは結構いろいろありますが、ウチの店で販売したことのあるのが水泳用ゴーグルの度付き対応タイプ、これは山本光学さんのスワンズシリーズです。
山本光学スポーツ スワンズ http://www.swans.co.jp/
マイナス6Dくらいの方に何個か作っていただきましたが、度付きレンズが入れ替え出来るのは結構便利ですねー!水泳用として調べてみたら、水の屈折率なんかも気になってきてなかなか終わりません(汗)記事としてまとまったらまたUPしようと思います。