murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

ぼやけて見えるというご相談

1997年に遠用メガネを、2004年に近用メガネを作ってくださった60歳代のお客様から、最近周りの見え方がぼやけることがある、というご相談がありました。顧客管理でデータを調べたところ結構強めの遠視の度数が必要で、もう12年も経っていますからある程度度数の変化があるだろうとは思ったんで「視力の確認をしなおしたほうがいい」とおすすめしました。
今現在使っているメガネのレンズの状態は、表面にかなりキズがついていてそれだけでも見えが悪いだろうなぁと思うものだったんですが、レッドグリーンテストではしっかり緑が強く見えていて、やはり遠視の度数が足りなくなっているんだなということがわかりました。で、どこまで見えるのか視力表を使ってみていくと右が0.7左は0.5で左右差もあり、両眼で0.7か8といった具合で、これはレンズを換えたほうがいいと思いますよ、とお話しました。オートレフでの結果は今よりも3段階くらい強い遠視を示していて、他角的検査では今までよりも2段階度を強くして乱視はそのまま、次の段階で利き目を調べて微調整をしよう、というときになって「実は友人が白内障の手術をして」というお話をされました。
一番最初に、ぼやけて見えるという話しをお聞きしたときに、ご本人には眼科に行ってらっしゃいますか、と確認したんですが、今までいったことはないとのことでした。だいたい50歳以上の方には眼科に通院しているかどうかの確認をさせていただいていますが、これは白内障など年齢によってその症状が出てくる確率の高い眼科系の疾患があるのでその確認をするのと同時に、ご本人が自分のものの見えにくさをどう思っているのかな、という「気持ちの部分」を聞き出すためにしています。視力の確認をして問題なく1.2や生活視力として納得できる見え方になっている場合はさほどご本人も気にならないものです。でもなんとなくぼやけるとかなんとなく見えにくくなってきた、なんていう場合ご自分でも眼科に行ったほうがいいかも、と思いながら店に来る方もいらっしゃいますからそこをどっちにしたらお客様が満足するのか、納得できるのかを知る必要があるんですね。この「どっち」はメガネを作ることで解決するのか、眼科できちんと調べてもらって解決するのか、の2つです。
今日のお客様の場合は、視力はメガネの度数を変えることでまず問題なく解決するだろう、と私は思いました。しかし、友人の何人かが白内障の手術をしていること、今現在白内障や緑内障で通院している人の話を聞き、定期健診として眼科で診てもらうことを勧められたこと、なにより「ぼやける」というのがなぜなのか心配されていることなどをお聞きして、これは眼科で診てもらってもなんでもないですよ、と言われるかもしれないけれど、一度診ていただいたほうがいいですね、とお話しました。
うーん、またメガネを作りませんでしたねぇ(汗)
でも何で遠視だと疲れるのかとか、近視の人とはどういう違いがあるのかとか、いろんなお話をさせていただいて知らなかったことがわかってよかった、といっていただけたんで良しとするかなぁ、ってところですね。




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