murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

目の「未病学」

朝日新聞のコミュニティ誌「暮らしの風」6月号に載っていた記事からのご紹介です。(まだお手元に届いていない方は読む前に目にしているかもです、スイマセン)「病気知らずの未病学」というコラムの今月のテーマは「目が疲れやすい」。これを眼科医の白矢先生がわかりやすく解説しています。
目の疲れと言うとなんとなく目の周りが重たくなったり、奥のほうが痛いなぁと感じたり、ものを見ていてもかすんできたり、じっと見続けていると涙が出てきたりするんですが、通常は目を休ませる、休ませると言うのは、目が疲れてしまったときにしていた行動そのものを一旦解除する、見ているものから離れる、などになりますがそうすることで回復します。でも休んでもなかなか回復しない、繰り返し疲れてしまうという「眼精疲労」という状況になってしまうこともあります。そうなってくると目の疲れだけで済んでいるのではなく、頭痛や肩こり、めまい、から始まって自律神経に変調をきたして全身の疾患につながることもあります。おかしいな、と思ったら早めに対処することが肝心です。
目の疲れる原因は主に5つ、
1「調節機能の過剰負担」・・・度数の合わないメガネやコンタクトレンズ(強くても弱くても)を使っている所為でピント調節機能に負担がかかる、老眼などで負担がかかるなど
2「眼球を動かす眼筋の疲れ」・・・テレビやゲーム、パソコンなどを近い距離で見続ける、目を細かく動かし続けるなど
3「ものを見る神経細胞の疲れ」・・・強い光を長時間見続けるなど
4「紫外線の刺激や涙の減少などによる目の表面の乾燥」・・・強い紫外線は角膜を傷つけ表面を乾燥させる、エアコンや近距離作業によるまばたきの減少で目が乾燥するなど
5「精神的ストレスによるもの」・・・心身症状にともなうもの
とあります。1の調節機能の過剰負担というのは、まずは自分の眼が近視であるか遠視であるか、それプラス乱視があるかどうかを調べ、40歳以上であったら老眼を疑ってきちんとした視力の確認をする必要があります。40歳前後でまだまだ老眼なんて、と思っている方でどうも目が疲れておかしいな、と言う方の中には「遠視」であるという方が少なくありません。微妙に弱い遠視だったりすると、自分が意識する前にピント調節をつかさどる毛様体という筋肉がちゃんと見えるように調節してしまうので、遠視であるというのに気がつかないでいるのです。しかし、網膜よりも後ろにある焦点を1日中手前に持ってきているというこの「調節」と言う動きはかなりの負担になるんです。たとえると1日中中腰で立っていなさい、とか腕を水平に挙げていなさい、と言う感じですね。はじめの30分くらいは平気かもしれないけれど、ずっととなるときついです。また、手元の見えにくさを感じていながら無理に見ようとし続けると言うのもやはり負担になります。これは近視の方でもメガネを掛けたまま近くを見ると見えにくいとなってきたら「老眼」が始まったと考えてもいい状態です。適正な度数を使って、近くは見たほうが目は疲れません。
ものを見るのに目を近づけすぎない、目だけを動かさない、暗いところで凝視しない、また明るすぎるのもよくないので注意が必要です。暗い部屋でテレビの明かりだけがついていると言うのは、実際よりも目にとっては強い光と感じてしまうので要注意です。
目の筋肉を休ませる、というのは時々遠くを見るといい、とあります。子供のときに学校でお昼の給食の前に必ず遠方視訓練と言うのをやりましたが、大人になってからのほうが近くを見る機会が多いようです。30分から1時間のうちのほんの5分でもいいですから、顔を上げて遠くを見るようにしましょう。家の中ならテレビやパソコンの距離に対して5倍くらい離れたところ、たとえば部屋の一番角の天井とか、オフィスなら自分から一番遠いところの壁とか、そこに目を向けるようにするだけでずいぶん違います。
とても疲れたなぁと思ったら、熱いタオルでホットパックをするのがいいです。これはお店のお客さんにもよくオススメしていますが、お風呂に入っているときに熱いタオルをまず顔に載せ、気持ちいいなぁと思ったところで冷たいタオルに変えてパックする、と言うのを5回くらい繰り返すと本当にすっきりします。お肌のパックにもなるのでこれは本当にオススメ!一度やってみてください。





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