murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

青色の効果

世界陸上、毎日ボルト選手の記録がどんなにすごいかってのをニュースや情報バラエティで見聞きすると、走るというシンプルな競技の中にすごい知識と頭脳・技能技術が使われてるんだなぁと感心したり驚いたりしています。どんな競技でもきっとそうなんだろうなぁ。運動音痴な私はただただ「すごい!素晴らしい!!」を連呼するしか出来ません。
ところで今回の世界陸上の行われている競技場のトラックの色のことが先日もニュースで取り上げられていましたし、今日もテレビでいろいろ解説してくれていました。あんまり見かけない青いトラック、日本国内では468箇所(09年2月現在)のうちの約30箇所でこの色のトラックが採用されているそうです。
一見、見慣れない所為で毒々しい色のような気もしたんですが、「集中力が高まる」という効果が期待できるんだそうで専門家の方々からは注目されているんだそう。交感神経を刺激する「赤」とは反対に副交感神経を刺激する「青」では高揚した神経を抑制・鎮静させる効果があり、実際には呼吸、脈拍、まばたきの数が減少し、リラックスできる・集中力が高まるということだそうです。
また「青」などの寒色系の色の効果として「時間の短縮」「体感温度の降下」というのがあります。すごく長く感じる就業時間があっという間に終わってしまうと感じたり、実際の体温よりもすこし低めに感じたりすると言うことですが、そうやって考えると自分自身で「興奮していない」といくら言い聞かせてもかっかと身体が燃えてくるように感じるよりは2〜3度体温が落ちたように感じるほうがリラックスするのには早道のように思いますし、走っている時間も短く感じるほうがより記録が短縮できるんじゃないか、というのもありそうです。
また「距離感」も赤とは対照的で、赤が距離を縮める色に対して青は距離を遠くに感じさせる色なんだそうです。参考にさせていただいた「コナサ」のカラフルトレーニング(http://www.cosana.jp/cosanablog/kako_blog_colorful_p09.html)にはこんな例が載っていました。
高速道路の案内表示板は「青」が使われていますが、その理由はいろいろ考えられますがのその一つとして青が距離を遠ざける色であり、進出色である赤を使った場合出口や非常口などが目に飛び込んでくるとすごく近くに感じて必要以上に早くまた急に反応してしまい事故を誘発する心理を引き起こしやすいが、それを「青」を使うことで距離を心理的に離し、また神経の抑制効果で落ち着いて行動できるようにとの配慮がある、というんですね。
なんだかなるほど!です。また昨日のパネルチャートのところでも「?」と思った色の効果と同じような原理ですが、ものを見るときに明るい場所や背景が白の場合には「赤」が鮮やかに遠くまで見え、「青」は暗くなってはっきりしないけれど、暗い場所や背景が黒では「青」が鮮やかに遠くまで見え「赤」は暗くなって埋没して見えます。暗い場所、明度の低い状態では人の目は「青」に敏感になっていきます。これは桿体という視細胞の働きの「プルキニエ現象」というもので、視感度がずれる現象です。
「青」という色を考えただけでもいろいろな効果があるんだなぁと思いました。世界陸上に話を戻しますが、開会直後のニュースではトラックの状態が若干柔らかめで高速記録が出にくいトラックだといってたところがあったんですが、この記録ラッシュを見るとそうでもなさそうです。というか、そんなの関係ないのかもしれませんが(笑)




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