murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

液晶のパネルチャート、いいですねぇ

8月のはじめから検眼器のターゲット(投影式)が故障しまして、現在投影式の代替品を貸していただいているのですが、その件と加工機のメンテナンスのためにトプコンの特機の方に来てもらいました。そのとき、以前からお話があった液晶のパネルチャート(検眼ターゲット)を参考に持ってくるので試してください、といわれていたのですがまさかあんなに快適なものだとは思わなかったですねぇ・・・・・いいなー!

TOPCON アイケアパネルチャート http://www.topcon.co.jp/eyecare/exa/chart/pc.html

こういうのは近距離で検眼するとき用なんだと思っていたら、設置距離は2.5mから6m間で調整可能だというのでウチの店のこだわりで検眼は5m離れて行うというのにも使えるんですね。で、パネル自体はパソコンのモニターみたいなものなので離れてみるとどんなもんかと思ったんですがさほど発色も悪くないし、感じは良かったですね。但しなんたって液晶なので、斜め上とか下から見ると見え方が悪くなってしまったり見えなくなってしまうという心配があるので高さ調整が出来ないといけないというのはあるんですね。パネルのほうが可変式になるか、椅子の高さを変えていくかで調整するんだろうけど、今現在ターゲットを載せているテーブルが高さを電動で変えられるものなのでそこはクリアできてます。今回はお試しなので違う場所に設置してましたが、実際にも問題なさそうですね。
いろいろな検査が出来るんですが、中でも有利眼のチェックを行う4灯式検眼法のパネルが試してて面白かったです。
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これをレッドグリーンの遮蔽板を眼の前においてみるんですが、正常であれば4つ全部がきちんと見えて、両眼視のバランスが悪くて抑制がかかっている(たとえば利き目じゃないほう)側の目で見ているほうが見えない、といった感じになるんですね。私もやってみましたが、下の白丸が遮蔽板を入れてみると赤と白の点滅になるんですよねー(このとき赤の遮蔽版は右目に入っています)利き目が効いていたりバランスが取れて両方の力が拮抗するとそうなるのだろうと思います。

面白かったもう一つ。
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はじめこれを見たとき、背景が白のときには赤の遮蔽板側では緑色の字が見えて、背景が黒の時には赤のほうが見えたので「???」と思ったんです。おかしいじゃんーーーーと。だって見えてるのは同じ赤と緑で、遮蔽板は入れ替えてなくて、見ている目は同じでしょう?何でだろう、と思ったんですがしばらく考えて納得しました。
赤と緑が重なると、黒になります。なので、黒背景のときは赤の遮蔽板が入っている目で緑を見ると色の重なりで背景色に溶け込んでしまうので、重なっても赤でしかない「赤」のほうが見えているんです。しかし、白背景のときは背景色と色の重なりが同化することはありませんから、見る対象物の色と遮蔽板の色が同じであれば打ち消してしまうので残った側が見えるわけです。遮蔽板が赤の側は赤い色が見えなくなって緑が残るわけですね。
わかってみればなるほどーなんですが、そのときはすごく不思議でした。このパネルチャートは深視力の検査もわかりやすく出来るし、道路を運転中の動画を使って運転時の実体験(遠近両用レンズとかでこれをやってみるといいと思うんですよ)が出来るのでホントいろんなことが出来ていいなーーーーー!と思うんです。
お値段はそれはそれは高いんですが(笑)近い将来導入してもらえたらなぁと思いますねー。




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