murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

糖尿病の方のメガネ

今日のお客様は糖尿病で現在も治療中の方、目に関しては3ヶ月ごとに総合病院の眼科で経過観察をしてもらっているとのことで、いまのところ白内障の心配はないとのことでしたが両眼ともレーザー治療の経験があり、その際に視力は段々落ちていくことになるだろうと説明があったとのことでした。ご希望は伝票整理が出来る手元用のメガネを作ることと、使えるものなら累進レンズでメガネを作りたいというもの。実は数年前に眼科での処方箋をもとに他店で累進レンズでのメガネを作ったそうですが、使い方の説明もなくただ『階段や段差のあるところは見え方が悪く転んで怪我をした人がいるので危険』と言われたそうで、その言葉だけが強く印象に残っていてせっかく作ったメガネが怖くて使えない、というのですね。
うーん、なんだかねー・・・もったいない話です。
視力は、今回処方箋が出ているわけではないのでデータを取らせていただいて、右は近視左は遠視性の乱視で4段階ほどの度数差があることがわかりましたが、まず遠方視の度数だけでは全然使えないほど見え方の印象がおかしいと言うわけではなかったんです。但し、視力は予想していたよりも落ちてました。両眼で0.2、眼科の先生は目の状況は総じて変化無しといつも言ってくださるとのことでしたが、これ以上視力の低下がなければ安定しているといっていいんだろうと言う判断なんじゃないかな、と思える状態です。遠方視のみで考えると裸眼でも補正を入れても大きな差を感じないとのことでしたが、手元の見え方では明らかに違ってやはり補正が入っているほうが見やすいと言っていただけました。
お客様からは遠方視の度数は0.00Dにして手元の度数には乱視を含めた補正を入れて累進レンズで作れないかと言う質問がありましたが、加入度数というのはベースに補正を入れた上での追加の度数(プラスの球面度数を通常の場合はさす)を入れることなので加入度数のところにのみ乱視を追加すると言うのはできないんです。なので累進レンズにする場合にはベースに補正を入れないと作れない、とお伝えしました。
実際、補正を入れた上で加入度数の設定をして累進レンズでかけ枠を作って歩いてみてもらいましたが、事前に累進レンズがどういった構造になっていて顔をどう動かすと見え方が変わるのかということをお話してから立ち上がっていただいたので、元々の印象であった「怖い」と言うのは全く感じないと言っていただけたのでそれは問題を一つクリアできたわけですが、でも視力が0.2までしか出てないのでここで作るのもどうかと思ったんですね(またもや商売っ気がっなさ過ぎる/汗)
糖尿病で視力低下がおこるのはさまざまな要因があるわけなんですが、血管がもろくなっていると言うのが一番大きな原因になるんじゃないだろうか、と思うのです。栄養の運搬も病気のなかったときよりも能力低下しているでしょうから、それが影響していろんな違和感が出てくると思います。雪が降る時期になると眩しくて目が開けていられない、と仰るのも光に対して反応する能力が落ちてきてるからかもしれません。
今回は老眼鏡を作ることをまずお勧めして、予算に余裕があれば度数を入れ込んだサングラスを作ったほうがいいんじゃないか、と提案してみました。累進レンズは問題なく歩けることがわかったので、持っているメガネが使えるかどうかを確認してからでもいいと思うんです。
きちんとした補正を入れることによって目が楽になればいいな、と思います。




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