糖尿病と飛蚊症
年始で実家に帰ったんですが、そこで母から「こないだいきなり目の前に丸い輪っかが出てきて驚いた」と言う話を聞きました。
この母は糖尿病と腎臓病で長年治療中なんですが、目に関しても定期的に検査を受けている状態です。まだ白内障も網膜症も表立った症状が出ているわけではないんですが、検査を受けると網膜に張り巡らされている毛細血管からごく少量の出血がある、もしくはあった、という診察結果というのです。視野や視力の低下が見られないので普段は見え方の異常を自覚することはないそうですが、今まで経験したことのないはっきりとした形で、黒い輪っかが見えたこと、そうして５分足らずで消えたことが、もしかしたら何らかの症状の表れではないか、との相談でした。
話を聞いた限りでは、糖尿病性網膜症の心配を病院の先生もしてくださっているようですし、その経過観察もして下さっていて網膜症自身の治療が必要な状態ではないことだということですが、状況としてはいわゆる中期段階の手前なのかな、と思いました。糖尿病に関しては食事療法を中心にした血糖コントロールをしていて、この内科治療はかなりいい効果が出ているので網膜症の進行も遅いんだろうと思っていたところでしたので、ちょっと心配になりました。
飛蚊症自体は、糖尿病とは関係なく起こることもありますのでそこをまずきちんと調べてもらわないといけないこと、もし糖尿病と関連があるなら、毛細血管がもろくなってうまく酸素や栄養を運べなくなってきたために出来た新生血管からの出血かもしれないので視力低下につながることがあるのではやいとこ病院で検査したほうがいいことを伝えました。
自覚する症状が出てきた、と理解してこれから注意しなければいけないことを勉強していこうと思います。
