murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

最新のテレビと補聴器

何度か調整に来ていただいて、そのたびに店頭では聞こえが良くなるのに自宅に帰ると音の聞こえが悪い・小さく聞こえる・人の声がはるか彼方で喋っているようだ、と言うことで再度来店されることが続いている方から、ちょっとこれは関連があるのかも?と言うお話を聞きました。
すべては私の推論なんで、これが正しいかどうかの証明はできないんですが「もしかしたらそういうことなのかも」という話です(のであしからず、なのです)
特に聞こえない・はるか彼方でしゃべっているような気がする、と言うのはテレビの音で、どんなに音を大きくしてもモワンモワンとして聞こえにくいときがある、と言うのですが、そのテレビ自体は昨年地デジ対応で新しくしたばかりの自分専用のものだとおっしゃるのです。最新式でこれが一番オススメだと言われたとのことですが、もしかしたらその「最新式」って言うのが補聴器との相性を左右するんじゃないかなと思ったのです。
各メーカーの一番売れ筋テレビの紹介サイトを見ると、音響の部分はこぞって「臨場感ある」とか「自然な音の広がりを再現」という言葉で音質のよさを表現しているんですね。テレビの後ろや下の方から出た音が壁に反響した時の跳ね返りまで計算して部屋全体を音で覆うみたいな、まるで映画館のような音響効果を狙ったものやドルビーシステム搭載なんていうそのものずばりな説明文もありましたが、ということは最新式のテレビは音が真っ直ぐ目の前から出ているのじゃないんじゃないかな、と思ったのですね。テレビを見ている人の身体全体に回り込んで耳からばかりでなく全身で聴く、性能が良くなればなるほどそういった高機能が搭載されてるのだとしたら、補聴器を使っている耳にはちょっと不利と言うか、音の選別や取り込みがしきれないんじゃないかな、と思ったのです。
実際、今日も機械による乾燥と除菌をして調整はしない状態でご自分の補聴器をもう一度耳につけていただくと聞こえはとても良い、というのです。ただし、正面に向き合って話している私の声は聞こえるけれど、後ろを歩いた人の足音は聞こえていなくて、補聴器を使っていない側の耳から音を拾うのはかなり困難、聞こえを左右しているのに音が聞こえてくる方向と言うのはかなりの重要度になっています。そう考えると、このお客様にとって正面からは拾えるけれど全体に広がる音は拾えない・拾いづらい=聞こえないと言うことになるのではないかと思います。
テレビの音やオーディオ関係の音をもっと聞こえやすくする為に、数年前からシーメンスの補聴器にはブルートゥースを利用したリモコンシステムが存在するのですが、これは専用のリモコンが仲介役となって補聴器そのものが高音質のヘッドフォンになるというもの。耳に直接聴きたい音が入ってくるのでこのシステムはかなりスグレモノだと思ってるんですが、実際お客様に勧めてもテレビを見るのにそこまでお金を掛けなくてもいいやといわれることが多いのが実情です。それと、本当に不便しているところ・苦労している部分を解消するのにリモコンと言う一つ余計な機械の操作を覚えなくちゃいけないのもマイナスポイントになってるようです。
またできれば補聴器は両耳で使っていただくと音を拾う方向を両方でカバーできるのでとても聴きやすいものになるのですが、そうもいかないしリモコンを使うのもいまひとつ、と言う方には小さい物で十分なのでテレビからスピーカーを引っ張ってくるのも一つの方法だと思いました。自分の目の前に、スピーカーを置いて聞きやすい方向に向ければOKなんですもの、すぐに利用できるのではないでしょうか?
探してみると、エレコムにいいものがありました。TV用ロングコードボリューム付 手元スピーカ http://www.elecom.co.jp/news/200601/psp-tv001sv/index.html というものです。価格も安いのがいいですよね。
補聴器もそれ一つで聞こえのあらゆる場面のすべてが解決するというほど万能ではないので、こういったもので少しでも聞こえの不満が解消できればいいなと思います。




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