murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

サンテックネオやトランジションズレンズの色の濃さ

最近、お客様からよく聞かれるんですが、サンテックネオやトランジションズの色が濃く変わるレンズを使ってらっしゃる方で今年の強い日差しの中を歩いていても、さほど濃い色に変わったと感じない、これはもっと濃くならないのか、と言うものですがそう仰るお客様のメガネをお借りして日に当ててみると結構濃く変化するんですね。濃度にすると50〜65%くらいまでにはなるんですが、ご自分で顔にかけたままでいるとそこまで濃くなっていると感じない、と言われます。
これは、ひとつにはこの色の変化するレンズ、「フォトクロミックレンズ」と言いますがこの種のレンズは紫外線に当たると発色するのですがその紫外線の強さよりもそのときの気温の高さが色の濃さに影響するためだ、と思うのです。レンズの持つ色の変化の度合いからすると、気温が35度のときよりも20度のときのほうが濃くなりますし、5度になるともっと濃くなります。すなわち、夏よりも冬のほうが色が濃くなるんですね。
見た目濃度 気温35度:65%<気温23度:75%<気温5度:90% (あくまでも私見)
また、レンズの前面側にフォトクロミックコート(色の変わるコート)が施されているので後ろ側からの紫外線では発色はしないんです<まぁ、そんなことはメガネを顔に掛けているとありえないと思うんだけど・・・
気温が35度と言うと、今年の夏は7月半ばからこの日本海側の柏崎でも連日35度近い日が続いていますから、レンズの発色範囲の中で一番薄い色にしかなっていない状況が続いていると考えられます。だから「あんまり濃い色にならない」と言われるのかもですが、このフォトクロミックコートのはいっているレンズは紫外線よけが十分機能しているレンズなので、眼に対しての保護は十分活躍しております。それに、結構濃くなっていてもずっと顔に掛けているとその変化に気づきにくいのかもしれません。それだけ、クリアに見えていると言うことなんだと思います。
今年の夏は本当に暑くて日差しが強いので、眼も疲れやすいです。サングラスにプラスして帽子や日傘もお忘れなく!

HOYAの「アイプロテクションレンズフォトクロミック体験ムービー」で視生活上のさまざまなシーンを動画で体験できます。見てると思っているよりも濃い色なのにくっきりはっきり見えているので「こんな見え方なんだ」とよくわかっていただけると思います。

HOYA アイプロテクションレンズ http://www.eyepro.jp/