murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

なかなか大変だった目の状態

電話をいただいていて、その電話の時点で難しいなと思っていたお客様で、白内障の手術をした左目と、していない右目のバランスが取れないのと、なおかつ顔面麻痺があってそれが影響しているので見え方が安定していない、という方がいらっしゃいました。眼科にご相談はとお聞きすると、その前にウチで見て欲しいとのこと、ずいぶん昔からウチをお使いいただいているお客様で、最初は社長をとのご指名だったんですが、ちょうどいらっしゃるという時間に時計の取り付けの為に他のお客様の家に出向かうことになっていた社長は状況を説明して、私でもいいということになったので私が目をお調べることになりました。
やっぱり、中には社長じゃないとダメという方もいらっしゃいますから、そうであるならお待ちいただくことになったんですけどね。いらっしゃてもう一度お話をお聞きすると、白内障の手術をしてからすでに4ヶ月が経ち、その間右目に傷が入ったことがあってその治療もしていたけれど眼科の先生からは視力のほうに関して問題があるとか、メガネを替える必要があるという話はなかったとのこと。ただご自分で今使っているメガネ(遠近両用)が使いづらくなったので、それが何とかならないか、と言うご相談でした。そのメガネは手術のかなり前に作ったものですから、眼内レンズを入れる手術をすれば度数があっていないことは考えられます。しかし顔面麻痺があることがどれほど見え方に影響しているのか、それもあってもしや遠近両用レンズを使うために必要な視線の動かし方が出来ないのが見え方を左右しているのじゃないかと思ったんですね。さてどういった見え方なのか、調べさせていただいたらそれ以前だったかも、と思うことがわかりました。白内障を手術している左目もそうでない右目も、視力が0.2しか出てこないんですね。遠視と近視性の乱視があってずいぶん難しい度数が必要なのもわかりましたが、それよりもいくら矯正しても両眼視も0.2しか出てこないのでこれじゃあ思ったような見え方になっていない、というのも頷けます。果たしてそれが顔面麻痺から来るものなのか、術後の経過観察がまだ必要なのかはメガネ屋ではわかりませんのでやはり眼科でご相談いただくほうがいいでしょうとお話しました。それでももしメガネを作るというのであれば遠近両用ではなくて手元用のメガネを作るのでいいんじゃないかと思ったんですが、それは自宅にもう一個あるもでそれを探してから、ということにもなりました。
いろいろお話をお聞きして、ご相談を受ける中でも眼科ではなくてメガネ屋で目を調べればメガネは作れるだろう、というのはかなり多いですが、今日のお客様のようにお調べしてもご自分の思うように行かない見え方の状態の方というのはまた結構いらっしゃいます。眼科で確認していただいて、まだ何らかの治療が必要なのか、麻痺との関係はどうなのか、病院に何度も行っていただかないといけないのは大変なんですがメガネ屋で済ませてしまえない場合にはいくらお客様が作りたいといってもこっちが「メガネはこの状態では作れません」とお断りする場合があります。ただ今日のお客様の場合私の個人的意見ですが、白内障の手術をしたとおっしゃるほうも視力が0.2しか出てないんですよね、それって元々視力の出方が悪かったのか、他の何らかの要因があるのか、それがわかんないとおかしい状態だと思うんですよね・・・・・うーん、それもまずは眼科に行っていただいてからなんで、先生がどう仰るのか、その後のお話も是非お聞きしたいと思います。