murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

レンズの価格表

『ニコンのレンズガイド』、製作度数範囲とか、特注の有無とかその範囲とか、レンズの仕様のデータなどほかのメーカーも当然ながら自社製品について出してはいるんだけれど、今回このニコンのレンズガイドが新しくなって各レンズの度数範囲表と一緒にそのレンズの特性やら特徴やら、オススメポイントが同じ紙面に載ってくるというのでそれは便利だなぁと思って早速マネをさせていただきました(笑)
ウチの店でオススメしている「お買い得価格レンズ」や、HOYA・セイコー・ニコン・アサヒオプチカルなどの売れ筋商品について、そのレンズの特徴を入れ込んだ価格表をエクセルで作成しました。今までレンズの種別で作っていた(球面レンズや非球面レンズの別)ものを縦軸をメーカー、横軸を種別にしてどこのメーカーの球面レンズ又は非球面レンズがいくらなのかの比較をしやすくしたのと、球面レンズと非球面レンズの違い、染色レンズはいったいどんなものがあるのか、調光レンズやミラーレンズまで一目で見てわかるようにしました。ただし入れ込む情報量が多くなったので価格表示はいままで税込価格と税抜き価格、それと一組価格が載っていたんですがそれを全てレンズ一枚の本体価格のみにしました。税込価格表示にするかどうしようか迷ったんですが、ウチのお客様に説明する時はどちらかというと税抜き価格で一旦説明して消費税がいくらこれにプラスされます、と言うほうが多いんですね。一式価格でお話しすると、「これってホントはいくら?」と聞かれることがまだまだあるんですが、それなら本体価格で記載しといてもいいかなと思ったんです。
この価格表作成には、メガネの担当はしていないジュエリー専門のスタッフに協力してもらいました。なんたって私はどのレンズがどんな特徴があって、何でこっちとこれだけ値段の差があるのか、わかってるんですがそれってはじめてそれを見る人にはわからないわけじゃないですか。で、いったいなにがわからないのか、私には実はピンと来ない部分もあったんですね。プラスチックレンズは今はほとんど紫外線よけがはいっているのでその記載もしなかったんですが、このレンズにはUVカットが入っていると書いてないのはどうして?と聞かれると、そうか紫外線よけが標準装備であるというのは「一般的な事実」ではなくて「説明が必要な部分」であるんだなと、そこでやっと気がつくというかね、お客様の側になるとそりゃ説明が必要だよなと思ったりとかして、一旦作ったものに改めて手直しする箇所が結構ありました。
その甲斐あってか、「これさえ読めばある程度レンズの違いがわかる」と言ってもらえるものが出来たので、なかなかいい出来かな?と思ってます。
口頭で説明するのは当然必要だし、メーカーのレンズガイドも活用していますが、眼で見て今聞いているレンズがいったいどこのメーカーでいくらのものなのか、お客様にもわかっていただきながら勧めるのは今の時代大事なことだと思うんですよね。いままでも品質と価格には自信を持って説明をしていましたが、この「眼で見る」というのが加わることによって「良いものを自分で選ぶ」ことが出来ると思うんですね。
「見る」と「聞く」が重なると、情報量がそれだけ増えて選びやすくもなると思うんです。また選ぶものが多すぎても選択できないということがあるので、オススメレンズを限定していくのもこちらで出来ることなのかなと思います。