murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

友人がロープライスショップに行きました

同じ地区に住んでいる、子供つながりの友人が先日長岡のアピタにある「JIN’S GLOBAL STANDARD」と言うロープライスショップでメガネを作ってきたと言って見せてくれた。うーん・・・まぁ考えてみると私もこの人が美容師だと知っているにもかかわらず、他の店で髪の毛を切ってもらっているんだから、それもありえるわな、と思ったんだけれど、ここのお店は私も知っていて、お店自体が円形の内側にショーケースが作られているような感じでぐるりと回って出てこられるので気軽に入っていろいろ試せるので面白いな、とは思っていたところだった。
普通の3プライスではなくて、作ろうと思えば5,250円から作れるけど、高いものでは31,500円くらいするものもあって、ただ単に安いと言う店ではないんだろうな、とは思っていたんですね。
誂えたのは5,250円のメガネ、結構いい度数の人だから(以前ウチでも作ってくれたことがあるので度数は知ってる)まずは厚みがどんなもんでしょう、と思ったのだけれど、セル枠で作ってあるので一見したらほとんど厚みは感じなかった。枠の縁厚でレンズの厚みが隠れるんですね。鼻は鼻箱足(クリングスとかって言う)のがついてるわけじゃないからフィッティングはイマイチだけど、かけている分には違和感はないそうで、度数に関しては今かけているメガネを参考に同じ度数で作ってくれと言ったのでかけかえたことによる見えやすさまたは見えづらさはないとのこと。まさかと思ったけど聞いてみたら、やっぱりウチで以前作ったメガネを参考にしたそうです。うーんうーん・・・ますます「なんとも言えないなぁ」(汗)
メガネを、安いだけなら3,150円で作ってくれるショップも知ってますし、ネットで探せば2,000円台で作ってくれるところもあります。販売しているんだから、販売価格以上の原価であるわけがないので、てことはいったいいくらくらいのものなんだろうな、と思わず考えてしまうんですが、大方国内産ではないだろうな位の見当はつくんですね。うーん、たぶんだけど。
昨年からフレームに関しては国内産であるか中国産であるかの表示をきっちりと製品に記載することになったし、レンズに関してもレンズガイドにこのレンズはどこで作られているのかと言う「原産地表示」が記載されている。どうしても、価格の安いレンズは中国ばかりでなく東南アジアで作られているのだけれど、一昔前と違ってとんでもなく焦点の出ない、またコーティングが粗悪であるなど、使えないレンズというのはなくなった。これはやはり品質管理の徹底がなされているからだと思うし、それだけ海外での生産が安定してきているんだとも思う。
価格が安いレンズ、またはフレームはそりゃあやっぱりどこか「それなり」な訳で、扱い一つですぐに熱によるクラックがはいったり変形したりフィッティングしたくても溶接が甘くて曲げると皺がよったりして使いづらくなることは考えられるけれど、度数が合ってて見えればいい、と言うのならそれもありだよな、とは思うんですね。「見えればいい」にプラスして「装用感のよさ」や「軽さ」、「レンズ強度」「厚さ」「高級感」をオプションとして考えていけばやはりその分価格に反映される訳で、自分はいったいどこにクオリティの高さを求めるのか、によると思うんです。
しかしこれは「単焦点」レンズの場合。遠近両用になったら「見えればいい」の段階で「装用感のよさ」と「視界の広さ(揺れなさ)」がセットになってくる。その時点できっちり納得したものを選んでいかないと、「見えないメガネ」が出来ちゃうんですね。いくら安く買っても見えないんじゃもったいない、私はそう思うんです。