murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

眼鏡学校の研修

社長の息子さんが、1週間の眼鏡学校スクーリングから帰ってきました。この春から通信教育で眼のあり方から光学に関してのあらゆる知識を学んでいるわけですが、この真夏のスクーリングでいったい何を学んできたのか、朝から根掘り葉掘り聞いていました(笑)
やってきたことはとにかく「計算」で、今まで言葉やその意味を学んできた収差やアッベ数、またレンズの屈折率やら球面、非球面などの「違い」を、実際に計算式を用いて数値的にどう違うのか、何故違うのか、それゆえその違いはどう見えるのか、と言う点をずーーーっとやっていたと言うことで、理解できたか出来ないか、と聞かれると実は半分わかったかなくらいだと言うのだけれど、たとえば赤と緑の指標を使って行う最小錯乱円の確認は何故それが必要なのか、レンズを通して写った物体の周辺がどうしても歪んでしまうのはなぜかと、それを解消するために映像を受ける側(眼で言うと網膜側)が球面になっているということの原理、屈折率が変わると結像がどう変わるのか、その焦点距離がどう変化するのか、などなど、さまざまなことを濃縮した期間で詰め込んだわけで、感想はと言うと「専門用語が多い勉強だったけれど、これを接客に生かすにはどういって言い換えればいいのか今度はそれを勉強しなくちゃな」と言う言葉が返ってきて、いやー、なんつーか、行く前からするとそれだけ自ら口にしただけでもずいぶんの進歩だと思いましたです。
行く前はそりゃちゃんと仕事はしてましたけど、まだまだ接客は積極的に出て行くほうではなく商品説明も出来ないからしない、と言う態度が見えていたわけで、そこがやはり基本と言うか「土台作り」をしっかりすると、同じ球面レンズでも商品の違いによってなにが違うから価格に反映しているとか、厚みが違うとか、揺れゆがみが違うとか、「いったいなにが違うのかを人に伝える」ことを考えることが出来るようになったといったらいいのかな、しっかりしたベース作りをしていただいたので今度は実践でいろいろと学んでいくことがあるんだよ、と話していってももう「わかんないから」と言う態度でなくなったのはよかったですよね。
まぁ、学習の成果と言うか、その計算式については説明されてもこっちも良くわかんないんで(汗)、今後また引き続き通信教育でやっていく中で私も教えていただこうと思います。
で、『鉄は熱いうちに打て』ではないんですが、こうやってせっかく「学ぶ」ことづいてきたわけなんで、今月19日の県眼鏡協会による遠近両用やそのほか専門知識の講習会や、26・27日に行われるセイコーオプティカル主催の眼鏡マイスター養成講座の両方に参加することになりました。県眼鏡協会の方は実践向けの講座ですし、セイコーの方は初級及び中級を学ぶので、商品知識もカバーするということですから覚えてきたことを忘れてしまわないうちにガンガン覚えていっていただきたいですよね!