murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

老眼は筋力の衰えではない?

眼鏡学校のスクーリングで学んできたことを少しずつ教えてもらっているところなんですが、今日は「老眼の仕組み」について今までの認識とは違うことを習ってきた、というのでふんふんと興味を持って聞きました。
何故老眼になるか、それは今までは年齢が上がることによってどうしても若い時と同じような筋力を保つことが出来なくなり、10代20代と同じように飛んだり走ったり出来なくなってくるのと同じで眼の中の調節を行う為の筋力も衰えが来て、本来の自分の目の状況で焦点を結ぶ遠点から、近くに焦点を引き寄せる力が弱くなる為に起きる現象で、まぁすなわち「老化」である、と思ってきたわけですが、眼鏡学校の先生は「目の中の調節に関わる筋肉(毛様体など)の筋力は衰えることはなく、一生懸命働くのだけれど、肝心の水晶体が老化現象でだんだんと硬くなっていって反応しなくなり、結果老眼となる」と教えてくれたとのこと。
うーん、と言うことは「筋力の衰え」ではなくて「水晶体の衰え」ということですか?
なんでも、毛様体などの筋肉は若い時と同じように見たいと思った対象物に対して反応するのに対し、水晶体が柔らかさを失ってしまっているのでぎゅうっと真ん中によって水晶体の厚みを増して近くに焦点を合わせようとしてもそれが出来ないから、それでも無理に頑張って焦点をあわせようとする(調節をしようとする)とその筋肉は疲れてしまうんだとか。その疲れが解消できないと、最終的には眼精疲労になってしまうんですね。
そこで聞いてみたんですが、若い年齢(20代から30代)でも近業が続くと焦点があわせづらくなってピンと調節不良が起こるじゃないですか。例えばパソコンなどを長時間見続けた結果、離れたところを見たときに上手くピントが合わせられなくなって時間がかかると言うものですが、これは見る距離を固定してその距離に合うように調節を続けたために調節をつかさどる筋肉が固定してしまう、わかりやすく言うと運動不足になってるんで急な動きについていけなくなる、それが慢性化すると眼精疲労と言うことになるんだろうけど、それってじゃあ老眼で眼精疲労と言うのとは違う種類だよね、と聞いたら「眼精疲労自体、確固たる原因と言うのがはっきりしていない」と眼鏡学校の先生は話していた、というんです。
考えてみれば、どの程度疲れてどの程度まで調節が出来なくなったからこういった判断で眼精疲労ですよ、と数値的な判断で眼科の先生は「眼精疲労」と診断してるんじゃないようですもんね。実際自分がそう判断されて目薬をいただいたこともあるけど、眼科で看護師さんに眼を洗ってもらう、それだけでもずいぶん楽になった覚えがありますから、「楽になる」ということが明確に判断出来たわけじゃないですもんね。
眼を酷使することで筋肉が疲れちゃうと言うことを除けば、筋肉自体が衰えると言うことがないとなればやはりこれは水晶体を硬くしないでいけるか、と言うことになりますよね。
紫外線が水晶体を硬くする一つの要因であることはわかってるんですが、あとは身体の分泌物がどうであるかと言うことなのかなぁと、話を聞きながら思いました。これは私の考えですが、涙だって血液と同じ体液だし、眼の中には血液は流れてるんだし、その血液がドロドロであったりすると影響するのかなぁと思うんですね。食べものとか、水分を充分取るとか、そういったことも繋がってくるのだなと思うのです。