murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

多焦点眼内レンズってのが気になる

昨日、駅前の眼科に勤める友人(看護師さん)が店に立ち寄ってくれて、最近会っていなかったのでちょっと世間話なんかしている最中に私の義母の目の話になり(網膜はく離を経験しており、経過観察で長年通院中)白内障の心配が今のところないから大事にしてね、と話していてふと先日くるくるとネットの回っている最中に見た学術関係のホームページで読んだ記事について聞いてみた。それは『多焦点眼内レンズ』についてだった。
何年か前、累進のコンタクトレンズが出たと言う時もこの友人に聞いてみたのだけれどレンズの中心から外側に向かって遠用度数と近用度数、また中間用度数がメーカーによって違いはあるけれど、同心円で一定の幅を持って層を成しているわけで、使っている人はいることはいるけど、なかなか難しい見え方らしいよ、と教えてくれたものだ。で、今回は「累進の眼内レンズ」なわけで、いろいろとネットで当たっては見たけど想像するだけではうまく見えるとはどうしても思わないので、いい機会だからと聞いたところ「ウチの先生は、あれは使わないと言ってたよ」と教えてくれた。
今年、アメリカで多く用いられているアルコン社のReStore(レストア)とAMO社のReZoom(リズーム)が日本でも厚生労働省の認可を受け、日本でも正式に使用できるようになったためか、ちょっと調べると結構な数の眼科がこの眼内レンズ手術を始めているようなんだけれど、まだ長所よりも欠点のほうが多いようでこの駅前の先生のようにまだウチでは使わないという先生も多くいるようだ。
せっかくなので、私が探し出したホームページを一部ご紹介。リンクについては特に問題ないところと、私のような素人でもわかりやすかったところを選んでみました。

学術的な観点からの説明。ここを見てから先を読んだほうがなんかわかりやすいかなと思いました。

愛媛大学医学部 眼科学教室
http://www.m.ehime-u.ac.jp/school/ophthalmology/gairai/eyes/roushi03.html

ページを読んでいる限りは詳しいしきちんと説明してくれそうな感じ。累進コンタクトレンズについても結構詳しかった。

岡本眼科クリニック 多焦点眼内レンズ
http://www.eyecenter.or.jp/eye/roshi/roshi1-0.html

学会での多焦点眼内レンズの発表について語っている眼科の先生。どちらかと言うとまだ早いんじゃない?的な見解のよう。

小さな眼科クリニック@城北公園
http://takeganka.exblog.jp/8478341/

かなりオススメしている眼科。でもなんか、視力の出方が悪かったらレーシックで補正しますとかって言うのはなんだか「?」と思った。金額がズバリ出ててそこはクリアな感じ。

神奈川クリニック眼科
http://ganka.kanacli.net/surgery/multifocal_iol.html

欠点として挙げられているのが「グレア」といって周りに光が散って見える現象のこと。元々白内障になっている目の一つの症状としてこのグレアがあって、車の運転ではそれが視界の妨げになって怖さを感じる人がいると言うのは前にも書いたことなんだけれど、それが欠点として挙げられるようじゃ意味ないじゃん、と思うんですが、「メガネを掛けたくない」と言う人にはそれさえも欠点じゃなくなるのかもですよね。でもほとんどの眼科が記載しているのは「必ずしもメガネがいらないとは限らない」ということと「単焦点眼内レンズを入れた時よりも遠くの見え方が甘い(ぼける)」というもの。上のURLをたどって行って見ていただくとわかるんだけど、累進のコンタクトレンズと同じように同心円で一定の層になって遠く用と近く用の度数が輪になってる。それをどうやって使い分けるんだろう・・・・・こんなことを言っては申し訳ないと思うのだけど、同じ白内障でもまだまだ年齢の若いうちじゃないと手術が終わってからものの見方を説明されても理解するまでに時間がかかるんじゃないかなと、思います。
駅前の先生はそういったリスクがまだまだ高い、と言う考えらしい。うーん、何事も早く取り組んだからいいというばかりではないということですね。


にほんブログ村 健康ブログへ