murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

眼底検査からわかったこと

いつも元気なご近所の商店街のおじさんが、メガネをつくりに来てくださいました。度数は普通の近視なんですが、そのとき思いがけないことを教えてくれました。
はじめは、メガネを作るつもりではなくて「めっぱつ」といって何か目の中がごろごろするのが気になって眼科にいったそうです。そうしていろいろな検査をしてもらっている中で、自分は目はいいほうだと思っていたのに視力検査表の上のほうがぼんやりかすんで見えて、何かおかしいなと思っていながら先生の診察となった時、大きな顕微鏡(たぶん眼科に行くと必ず先生が使う精密細隙灯顕微鏡のことと思います)を使って目の奥を調べますといってすぐに、「大きな病院へ行ってすぐに診察してもらってください」といわれたんだそうです。
調べた結果、眼底出血していた、とのことでした。
原因は糖尿病で、その時点で血糖値もヘモグロビン値も基準値から大きく上回り、内科の先生からはいつ倒れてもおかしくない状況だ、と言われ、視力が出にくかったのも糖尿病の症状が進行し、脆くなった血管からおきた眼底出血がかなり進んだために視力障害として現れた、とのことでした。
眼科の治療よりも先に内科の治療を進めて今は毎日インスリンを注射しているそうですが、ある程度状態が安定してきたので視力が回復してきて処方箋が出せるまでになったというんですね。
うーん・・・・・いつも本当に元気に商店街の仕事をしている姿からは想像できないお話なんですが(汗)なんか、そんなに危ない状況だったとはちっとも気がつかなかったというか、気がつかせなかったというか、ご本人は夏場のお中元時期は一番のかきいれ時なので病気なんてしている場合じゃなかった、というんですがそれにしてもすごすぎる。
今は生活習慣の改善ということで、まず食生活を見直して摂取カロリーを半分にすること、と指示が出ているそうですがなかなか難しいよな−と言ってました。今までどおり食べ続けていたら自分でも気がつかないうちに倒れてそのまま、なんてこともありえたんだから、あの時目がおかしいと思って眼科に行ってよかった、とも言ってました。眼科なんて、行こうなんてこれっぽっちも考えたことなかったけどな、と笑っていましたが、いやーそのとおりだと思います。
眼科で眼底検査を受ける、眼底検査で見ることの出来る血管は身体の中で唯一外から直接見ることの出来るものですから、身体の異常を知るのにとても有効です。しかも、専門医であるならそうでない場合の3倍以上の確率で見つけることができるといいます(専門医でない場合には3割程度の確率と聞いたことがあります)から、やはり大事な検査だと言うことですね。


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