murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

お孫様には敵いません(汗)

ウチの店で、メガネの変形の原因で結構な割合を占めているのが「お孫さんとの関わり」によるものです。
全体的な顧客の年齢層が高いと言うのもあるんだと思うんですが、お子様と、と言うよりもお孫様と、と言うほうが断然多い。また親は両方とも仕事に出ているので、孫は日中おじいちゃんおばあちゃんが面倒を見ているというパターンがほとんどで、かくいう私もそのパターン、二人の娘は生後3ヶ月目から義理の母に育ててもらいました。
変形した状況と言うと、保育園に行く前のまだまだいろんなものに興味津々で力の加減もぶつかるタイミングも全然考えないで来るお子様に「ドーンと来られて避けられなかった」と言うのがホント多いです。保育園にいくようになると一緒に過ごす時間が少なくなると言うのもあるしお友達が増えていろんな知識を吸収するので加減と言うのも覚えてくる。そうなってくると寂しい反面成長したなぁと思えるし「メガネを壊されなくなった」と言う話もお聞きするようになるんですね。
しかし、そのくらいの歳のお子様が元気いっぱい走りまわって遊びまわってあれもこれも見たい知りたい触りたい!じゃないと具合でも悪いんじゃないかと心配になりますけど。
今朝いらっしゃった女性の方のエアリストも、お孫様との激突が原因で鼻のクリングス(鼻パットをつけるために伸びている鼻箱足の部分)が根元からポッキリ折れてしまったと言うものでした。どうにかならないかといわれましたが、このエアリストだけはどうにもなりません、メーカー送りの修理をする為に預かることになりました。
このHOYAのエアリストと言うのは他のフレームと違い、構造が特殊です。特殊と言っても何も複雑だと言うのじゃなくて、メガネの主要部分のパーツとレンズが専用の接着剤で接着されているんですね。しかもただくっついているんじゃなくてその部分の形とレンズのはめ込み部分がピッタリと合わさるようにカットされて、その上でくっついているんで、そうだな、宮大工さんが釘を一本も使わないでお寺とか塔とかを作り上げていくのとおんなじ感覚で、ネジを使わないでメガネが構成されているんですね。で、このレンズを外そうとなると、破損(=割る)以外方法がないんです。極たまに、レンズ交換でお預かりしてメーカーのラボに送って何とかレンズは返して欲しいとお願いしてレンズの厚みとかいい条件が揃っていれば前レンズを返してもらえるんですが、十中八九、レンズは壊さないとフレーム本体から外すことができません。なんかねー、残念ですよねー。
孫と過ごすようになってこのメガネじゃ危なくて仕方がないから、枠だけ替えたい、と仰っていただいたんですが、以上の理由で出来ないんですよそれはお断りするしかありませんでした。
まぁねー、普通のフルリム(ぐるりとレンズの周り全部に金属枠があるタイプのフレームの形)でも小さいお子さんがいらっしゃると壊れる確率が増えますからね、なんたって大好きなおじいちゃんおばあちゃんの、大事な顔の上にいつも乗ってるメガネですもの、気になるに決まってるじゃないですか、だからって手を出して握ったら壊れるなんて、思いもしませんって。
これにはもう十分注意していただく以外、壊される(壊れる)のを予防する手立てはないんですが、例えば手の届くところには置かないとかね、でも今回のように顔にかかってて激突されたんじゃ避けようがないけど、何とか回避していただくしかないんです。いい方法があったら私が知りたいと思います(切実!)
ちなみに、私も旦那もメガネを掛けてるんですが、子供がメガネに興味を持つことの撃退法は100円ショップでおもちゃのメガネを買ってきて、それでめいっぱい遊んで気に入ってきた時に目の前で壊してやると言うことを何度かやりました。今考えるとすごく恐ろしい方法ですが(汗)、娘たちはトラウマにもならず二人とも親に似てメガネっ娘になってます。まぁここまでやるのは極端としても、メガネが壊れてしまった時の為の自衛策として予備のメガネを持っていただくことはオススメしますね。




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