murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

興味は「見える距離」に移る

どうも、老眼と言うのを考える場合に私はまず最初に来るのが「距離」に関してで、今実際こうしてパソコンのキーボードに向かっている距離が43センチ、モニターからは65センチで今までの自分では考えられないくらい「背筋を伸ばしている」状態でキーを打っているんです。今までと言うと、背中を丸めてだいたい距離にして25センチくらいの完全猫背状態でやっていたので、会社でその格好だと見栄えが悪いから注意しなさい、と何度も言われたものだけれど、そういえば最近は注意されることがなくなりましたね。・・・いいんだか悪いんだか(汗)
作家の市川拓司さんのメールマガジンを取っていて、昨日配信されたvol.80で好きなアメリカの作家さんのインタビューか随筆の中で「ベッドで仰向けになって執筆活動をする」と言うのがいたく気に入っていつかやってみたいと思っていたところに今回その実現の機会を得て、どんなモニターでどんな距離でどうやるといい感じになったか、と言うのを詳細に記している。現在のフォントサイズを150%になるようにモニター自体を拡大表示するようにして、距離の試行錯誤をして70センチの距離に置くと横になっても問題なく、と言うよりも快適に見えるのだとか。なにやらものの見方を常に考えている私としては、まず寝っころがってモニターを見て尚且つ執筆活動をすると言うのからして「視覚と言うものを使い間違っている」と思うのだけれど、ご本人はいたく真面目になさっているのだから、まぁ快適になればいいのかな、とは思ってます。このメルマガ、なかなか毎回面白い内容ですよ。

アルファポリス:作家 市川拓司さん
http://www.alphapolis.co.jp/book_author_profile.php?a_id=10005

この場合、遠用メガネをかけて、または裸眼の状態で見るときにモニターをどのくらいの距離に離して置いたら一番いいのか、ということを言っているわけで、これが老眼鏡を掛けて、となると全然距離が違ってくるので今度はもっと近寄せておかないといけないということになる。手元の必要距離と言うのは、いったいなにを見るのか、なにをしているのかで全然違ってくるんですが、例えば今までのお客様では大正琴をやっているという方は80センチ先に置いた楽譜を見たいと言う希望があったし、洋画を書いている方はちょっと離れたところからも眺めたいというので中近でないとカバーできなくて結果1メートル50センチから40センチくらいまで焦点が合う場所があるものを作ったし、これが日本画になると焦点距離が1メートルも離れていると離れすぎで使いづらくなるなど本当にさまざまなんですね。
文庫本を読むから35センチくらいにしておくと、パソコンのモニターはだいたいデスクトップだと60〜80センチの距離と考えていて十分なので身体を寄せていかないといけなくなるし、だからと言って60センチくらいの焦点距離の老眼鏡を作っちゃうと、ハガキの宛名書きなんかが腕が伸びちゃって書けないよ、ってなことになる。
老眼を自覚してから、この「見える距離」はなんだか生活と密着しているよなぁと思う。しかし私は近視だからメガネを外すと何とか近くが見えるわけだけれど、これが遠視の方になると調節をしていないとどこにも焦点が合わないよ、なんてことになりかねなくて、調節をしていると言うのはもうものを見ている間ずっとなので結構疲れるよなぁと思う。だからマグカップに印刷されている文字でも、それが大きなものの方が見やすくて、違和感がなくて、気に入ってなんてことになる。
そうなんだなぁと思うと、自分よりも年齢の上の方へのプレゼントの選び方にも気をつけようと思ったりしますよね。



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