murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

プレシオパワー!なかなかいいらしい

今日ニコンレンズについて取引している問屋の営業さんが来たので、セミナーに行くことができなかった「プレシオパワー」の説明を聞きました。まず貰ったパンフレットの表紙には「2in1」とあって、これが「1枚でシャープ&マイルドな見え方」とあるのだけれど、「マイルド」というのは今までのプレシオシリーズでは見受けなかった表現なので「?」と思ったわけなんです。「マイルド」ってのは、セイコー系のレンズでは感じたことでしたけどね、プレシオ系、特にプレシオダブルでは遠方がすっきりはっきりゴルフのときなんかは遠方視にぶれがないから快適だよと教えてくれていたのはこの営業さん(近視系で乱視ありの47歳)でしたから、なのでどっちかっていうと近視の人向きって言う印象が強かったんですが、今度のレンズは側方部分の視点移動時に変化が緩やかでより自然な見え方になる、というと、遠視の人にも試していただきたい感じの設計になっているらしいです。
・・・まぁどこも新しいレンズを出したときは「より自然で見やすい」と、同じようなキャッチフレーズで出してくるんですが。
メーカーの詳しい説明はこちら http://www.nikon-lenswear.jp/products/far_near/presio_power.php
今回の「プレシオパワー」の設計で一番の特色は「パワーアシスト両面設計」、ここでもセイコー・HOYA同様「両面設計」を取り入れて慣れやすさと掛けやすさを追求しているらしい。しかしパンフレットの説明によるとこのレンズは外面で累進度数を作る「ナチュラルフィット累進面」を、内側で「パワーアシスト収差フィルター面」を設計していて、このパワーアシスト収差フィルター面っていうのが2つに分かれていると言うんですね。外面累進というのはHOYAの新しいレンズサミットプレミアム、セイコーのP−1リガードも同じですが、なんだかどうも内面部分がちがうっぽいです。
「パワー収差」としてゆがみをとるフィルター面と「クリアー収差」としてボヤケをとるフィルター面。周辺部で揺れゆがみを生じ見え方を低下させる「収差」を高次元補正し出来るだけ少なくするというのと、「ニコン光学エンジン」っていうニコン独自の光学設計専用高速演算システムを使って1枚の外面につき内面で最適設計をその都度するって言うんで、前出のHOYA・セイコーのレンズよりもHOYAならFD、セイコーならエンブレムに近い感じ。プレシオダブルで既に確立されたバランスのよさに、視野の広さがプラスされたって感じですね。「圧倒的な広さ」の側方視野ってことですから、実際に見え方を試してみたいものです。
今回は遠視で側方部の視野に不満が出やすい社長がこのレンズを使ってみることになりました。今までにもHOYAではサミットプロ、ID、FD、セイコーではP−1シナジー、P−1エンブレムと結構たくさん試しているんですが、結局P−1シナジーが一番いいっていうことで3年くらい使っている「使い慣れたメガネ」に戻っちゃう眼に、新しい設計のレンズはどう感じるのかを試してもらうためです。これで「かなりいいじゃない」って話になったらトライアルレンズ買ってもいいよって話になったんで(わーい!)ぜひぜひ使っていただきたい(切実/ニコンのレンズ本格導入したいもん)
ニコンというレンズメーカーさんは、私の印象ですが新しいことにチャレンジするのが早いような気がします。単焦点レンズのシーマックスでもそう感じますが、このくらいでいいだろうではなくてこの部分を突き詰めたらどうなるだろうって感じで考えてる気がする。実はシーマックスが出るって話のときに単焦点で今更そこまで乱視補正とかに力入れるかなぁ・・・と思ってた部分はあるんですが、実際クリアすぎるんですもん、こだわる人にはそこまでこだわって欲しいって感じなんじゃないかなぁと思いますね。



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