murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

見え方のバランス

昨日の今日じゃないけれど、昨夜の身体のバランスを崩す元の一つに合っていないコンタクトレンズやメガネがある、という状態にあるんじゃないかと思うようなお客様がお二人続きました。
お一人は会社の健康診断で現在使用中のメガネをかけて両眼で0.9と言われたけれどどうも見え方がおかしい気がするというお話で、両方の目で見ている分には全然違和感はないのだけれど、なんとなく疲れる気がする、と仰るんですね。今現在使っているメガネはもう5年以上前に作ったもので、見えるからこれでいいと思っていて度数の見直し等は全くされていないと言うのです。したがって眼科にも行っていない、年齢はそろそろ50歳になる女性の方で、掛けていらっしゃったメガネの度数はS−2.50Dくらいですから手元は外せば見えるので近くを見るのには特に何の問題も心配も感じないと言うのですが、最近ものを見ているときの自分がなんか違う、という訴えなんですね。なんだか「本当は怖い家庭の医学」でやってた自律神経失調症の女性の方と同じような感じでほかはどこもおかしくないのに、と言うので昨日の番組は見たんですか、とお聞きすると「見てないです」とのお返事でしたから、偶然昨日の番組と同じような症例の方だったということです。まず、メガネを作るために必要な度数の確認をさせていただいたら、なんで「おかしい」と感じているのかがわかりました。利き目の視力の出方が左右逆だったんですね。この方の利き目は左目なんですが、右目が過矯正でして本当に必要な度数よりも2段階強いメガネになっていました。それをバランスをとって両眼で1.2が出るように設定したら、すぐに焦点が合いやすいということを実感していただけました。
もうお一人はコンタクトレンズを普段使っていて、1日15時間くらいは目の中にコンタクトレンズを入れていると言う方で、コンタクトレンズを外したあとに使えるメガネがないので不自由で仕方がない、というお話でした。ずいぶん昔に作った室内が見やすいようにと視力の出方が抑えてあるメガネを持っているというのですが、見せていただいたらこれが現在必要な度数の半分もないものだったので、これでは役に立たないメガネになってしまっていたんですね。そのメガネは片方だけ必要な右目の乱視の補正も足りないので焦点がぼけてしまっていて、掛けていると余計に疲れると言うのはわかるなぁと思いました。たぶんですが、コンタクトレンズをつけているときの見え方になるようにメガネのときでも調節力が頑張っているんじゃないかなと思うんですね。でも度数が全然足りないから見えづらくて不自由なんだろうと判断しました。乱視の補正をまずきっちりとしてから、利き目と両眼での視力を確認してどのくらい度数を落としてもいいのかを確認することにしたんです。この場合、乱視を落とすよりも両眼の近視の度数を完全矯正値より同じだけ(2段階)落としたほうが楽と言うお返事でしたので、その度数でも1.0の視力は確認できたのでそこで決定とさせていただきました。
見え方は、片方ずつの視力を出すことも大事ですが、利き目を活かすことと両眼視のバランスはとても大事だと思います。これが出来ると楽に焦点が合わせられるメガネになるんだと思います。そういうメガネを作ることが、私の仕事だよな、と思うんです。




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