murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

ベトナムの「赤ひげ先生」

昼に11月7日に放送した「世界を変える100人の日本人!」と言う番組の再放送を見た。これは先週も見てそのときはITの世界はもう古いと豪語するすごい人が出ていて、何の変哲のないビンに手をかざすだけで知りたい情報が出てくる(例えば天気予報など)というものを考え実際に作っているという、なんだか文章にすると魔法使いのような人のことをやっていたのだけれど、今日目にしたのはたぶん現地の人にとってはそれこそ「魔法使い」のような人なんだろうなと思った。

2002年にベトナムにわたり、以後6000人もの人々の目を無償で治し失明から救っている「神の手を持つ男」服部匡志先生。テレビ画面で見る限りは、身体のがっしりした明るい感じの先生は、1964年生まれで私と同じ年。しかししかし私とは年が同じってだけでその行動は実に頭が下がると言うか素晴らしいというしかないもので、日々のんべんだらりと過ごしている私とは大違いなんです(当たり前だ!)
お父様を病気で亡くしてから医者を目指し、苦労して医学部に入った後眼科医になった先生は、網膜硝子体手術の分野では国内トップクラスの医者となっていたにもかかわらず学会で出会ったベトナム人医師からの要請を聞き入れてベトナムで眼科医としての活動を始めた、ここまででも素晴らしい志の先生だなぁと思うんですが、ベトナム現地での患者さんの状況、特に早く手を打てば視力の確保が出来るだろうと思われる白内障が何の手段も持たないままただ人々が失明していく現状に感化され、今では無償で手術を引き受けていると言うのだ。凄いの一言ですまない人ですね。
中でも切なくなったのは、未熟児網膜症の子供が高度な治療が受けられないばかりに3歳になってやっとこの服部先生の診察を受けられることになって、しかし未熟児網膜症というのは1歳以内で見つけることが出来て、早急に処置をすることが出来ればある程度の視力を確保することが出来るそうなのだけれど、3歳という年齢になっていると直してあげることが出来ない、と伝えなければならない場面が映し出された時で、治せるものならなんとしても治して見せるのに、という先生の言葉はとても悔しそうでした。
この服部先生の活動を紹介・支援している会があります。「アジア失明予防の会」 http://www.asia-assist.or.jp/ 募金も出来るとのことなので、わずかしか出来ないけど早速送金しようと思います。
またアマゾンで服部先生の著書が買えるとのことなのでこれも早速注文しました。売上金の一部が失明救済のために使われるそうです。興味のある方・支援をしたい方はぜひ。
はっちゃんベトナムに行く―自分さがしの旅




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