murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

「見た目」の美味しさ

遠視のお客様とお話してると良く話題に上ることなんですが、ご飯の一粒一粒がはっきりわからなくて白い塊でしかない状態で食べてるよりも、はっきりと見えてご飯粒が「ちゃんとご飯粒」になって見えてるほうが美味しく感じる、というんですね。まぁこれはなにも遠視に限ったことじゃなくて、乱視でもそうやって見えることはあるし老眼であれば箸やお皿の距離はいいけど手に持ったご飯茶碗の距離になるとなおさらぼけてしまうと言うことはあると思うんです。ただ近視は老眼年齢になってもメガネを外せば近くはある程度見えるのでそう感じたことがない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、食べ物ははっきり見えたほうが美味しく感じると思います。
この写真は今年の春に小布施に行ったときに撮った水菜のサラダと桜海老のスパゲッティランチですが、白いお皿に水菜の緑と海老の赤が映えてとても美味しそうでした。なので思わず写真にとって自分のデジカメ写真サイト(http://fotologue.jp/hibikoreko-jitu)にUPしたんですが、これがサラダとコーヒー付きで1000円だったのでお得だなぁと思ったものです。

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たとえばこれが輪郭がぼやけてしまうとどう感じるかと思って、フォトショップでぼやけのしきい値50くらいにしてみました。

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これだけ見ればこれはこれでいいのかなとも思うんですが、食べると「美味しい」と感じるのはやっぱり上のほうだと思うんですね。こっちはなんか人工的な感じというか、新鮮さを感じないと言うか、そんな印象かなと思います。
和食の写真があればよかったんですが、特に和食の場合にはこの色合いとか素材一つ一つの鮮度を「目で見て」感じると美味しさにつながるんだと思うんですね。真っ白いご飯も白い塊だとただ口に運んでるだけって感じだけど、つやつやのご飯からホカホカの湯気が立ってるのを見てから食べるのとではずいぶんな違いだと思うんですね。<今夜のご飯を写真に撮ればよかったなぁ・・・ちなみにウチは以前米つくり農家だったおかげで今も保有してる田んぼから採れるコシヒカリを食べてます。美味しいです(喜)

ところで、食事そのものの見え方も「美味しさ」につながると思うんですが、食事環境も美味しさには重要だと思うんです。今日とあるオムライスで有名なレストランを教えてもらったんでランチに行ったんですが、食事の美味しさは教えてもらったとおりなかなかでしたが、テーブルから黄色の紙に「食事以外のお客様の来店はご遠慮ください」とか「お子さんは騒がないよう躾けてください」とか書いてあるのが目立つように貼ってあるんですね。うーん、と思って、これは個人の感覚なんでどう思うかは人それぞれだし、今までによほど困った事態になったことがあったり、腕に自慢の料理を食べてもらいたいと言う気持ちがあったりするんだろうと思うけど、紙の色とかね、見た目を考えてもらえれば美味しさを損ねないのにな、と思ったんです。
日本人は世界で一番食事の見た目にこだわる、となんかで読んだことがありますが、その世界一こだわった料理を美味しく見たいものです。




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