murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

子供の視力低下

朝のニュースを見ていて、文部科学省が11日に発表した学校保健統計調査 http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/h20.htm の結果「視力低下」の子供が増えている、という話題に驚いてしまった。幼稚園で裸眼視力1.0未満の子供が28.9%、一番古い29年前のデータと比べると1.8倍とのことだけれど、年齢的にその一番古いデータに残っている子供の世代が親となっている可能性が高いわけで、自分たちのときよりも約2倍、近視の子供が増えていると言うことになるわけだ。そのうち0.7未満となると6.9%、幼稚園児全体の6.9%が近視であるということですね。
低年齢のうちの目の状態はこの日記でも何度か書かせていただいているけれど(子供の遠視 http://d.hatena.ne.jp/k-hisari/20081015/1224066481 など)眼軸がまだ短いために遠視であるのが一般的で、それはなぜかと言うと目そのものの発達が十分でない状態で生まれてきて、だいたい10歳程度になるまでに大きさやそのほかの機能的なものが完成するように人の目は創られているんですね。ということは、目の機能の成長過程である大事に時期に「近視」になっている眼の子供が増えた、ということです。
これは、危機感を持って心配しなくちゃいけないことだと思います。でも間違った意見を持つことにたいして注意すると言うことも意識していかないといけないと思います。まず、近視であることは何も悪いことじゃない。遠視であることがいいことじゃない。どちらにしても、適正な視力を得られる状況にあるということが十分な条件であると言うことを頭においておかないといけないと思います。
そうした上で、視力の低下を引き起こす要因が低年齢のうちから環境として影響しているのか、朝日新聞では文部省の談話として「長時間に及びテレビゲームなどの影響が関係しているかもしれない」と記して入るけれどそれだって断定できるわけではないのだけれど、一つそういった要因が昔とは違ったアイテムとして生活に入り込んでいると言うことも考慮しなくちゃいけない、ということなんだろうなと思います。
自分はメガネ屋だし、以前はコンタクトレンズを販売していた経験もあり視力矯正がどうして必要かと言うことは一般的な親よりは知識があるしその方法も知っていると思ってますが、自分の子供は二人とも近視です。遺伝と言う先天的な要因もあると思いますが、やはり視生活環境の影響は大きいです。
子供の目に関しての責任は、親にあるといって過言ではないと思います。見えていればいいやではなくて、その「見る」環境を考えていきたいと思います。






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