murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

メガネの原産国表示

「メガネの原産国Q&A」と言う小冊子が店に届いた。これを出しているのは眼鏡公正取引協議会 http://www.megane-ktk.or.jp/index.html といってメガネ業界の公正な競争確保と消費者が適正な商品選択が出来ることを目的に、「眼鏡類の表示に関する公正競争規約」に基づき、虚偽・誇大表示を自主的に規制する団体で、メガネのメーカー、卸業者、輸入業者、販売店により構成されています。(ここまでは小冊子からの抜粋)
正しい表示をして安心できる商品を扱っていますよ、という自主規制の姿勢を示しているお店が名を連ねていますが、以前ご紹介した日本眼鏡関連団体協議会とほぼ同じお店なんじゃないかなぁ・・・と思うところ。どちらもメガネに関しての情報を載せていますが、日本眼鏡関連団体協議会がお店検索が充実しているのに対して、眼鏡公正取引協議会のほうはメガネに関するルールを定めてそれを公表している、と言った感じです。特にこの協議会宛に消費者センターから問い合わせのあったトラブルについて、協議会としてはどういった見解であるのかとかトラブルの事例別のワンポイントアドバイスを「メガネの賢い買い方」として載せています。読んでいると信じられないような広告表示をしているお店があるものなんだなぁと思いますが(チラシでレンズ0円表示をしていて実際に頼んだら○○円かかります、といわれたとか)、それに対する見解をよくよく読むとそのような誇大広告は望ましくないといった表現に留まっているのでやはりこれは消費者側に誤解のないようによく確認するように、といった説明のようです。なんとなく釈然としないなぁ・・・そんなうまい話を載せて普通の真っ当な商売が出来ると思ってるお店の方が悪いんじゃないかなぁと思うんですけどね。ウチの店なんてただでさえ「高いもの売ってる店」って思われてるんだから、「高いけどやっぱりいいものを売ってる店」が当たり前に思われ続けるよう日々努力してますけどね。<決して安いものを売るとは言わない(笑)
ところでメガネの原産国がフレームやレンズに表示されているということを皆さんご存知でしょうか?「消費者に誤認される不当な表示を禁止」している景品表示法に基づいて、「原産国を誤認されるおそれのある眼鏡用レンズ及びフレームについては、原産国名を表示するものとする」と公正競争規約で定められています。たとえば日本製のフレームに外国の国名やデザイナー、ブランド名をくっつけて一見「日本製」ではなさそうに見える場合は「不当表示」になります。セイコーが出しているヴィヴィアン・ウエストウッドの枠も作っているのは日本ですから、左テンプルの内側に「MADE IN JAPAN」の表示があります。これはフレームに直接プリントされていますが、他にはラベルやタグ、シールで表示されているものもありますが、新しく製造されている日本製はたいがいが直接プリントか刻印されているようです。
メガネフレームの場合はフロント(前枠)とテンプル(つる)を作った国が原産国となります。てことは、組み立てが日本でも部品を中国で作っていたら中国製と言うことになりますよね。時計なんかだと「部品は中国組み立ては日本」と言う表示が一部の商品でされてたりしますが、フレームの場合は上記の2つが決め手となるとのこと。ウチの店ではいま韓国製や中国製もありますが、2万円台から上のチタンフレームはほぼ100%日本製でした。
レンズの場合はレンズ袋に記載されています。レンズに直接書かれていたとしても削っちゃったら意味がなくなっちゃいますものね。中には隠し彫りの感じで紫外線にだけ反応するようにした特殊プリントというのもありますが、肉眼では見えません。HOYAの場合レンズの原産国はタイと日本、ガラスレンズの一部がハンガリーで作られていています。去年のタイの空港占拠のときはおかげでレンズの搬入が遅れて焦ったこともありました。
不当表示や偽装表示のニュースが毎日のように流されていますが、メガネに関してはこのような自主規制をして安心できるよう勤めています。




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