murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

薬剤起因性症候群ってなに?

朝、NHKの生活ほっとモーニングを見ていてこれが気になりました。
高齢者は「薬剤起因性老年症候群」に注意!  http://www.nhk.or.jp/hot/onair_old/index2.html
おおっと思って番組を見ていたら、40歳代から血圧の薬を飲んでいるという女性の方が今では毎日14種類もの薬を常用するようになっていて(全部病院から処方されているもの)、ある夜薬を飲んでから4時間程経過して目が覚めた時に自分の身体の周りに小さな虫が無数に這い回っている幻覚を見た、という話をしているんですね。年齢から来る認知症のはじまりか、と疑われ、しかも普段から気分がイラついていつも不機嫌な様子だった、ということで詳しく調べることになったところ、数多く飲んでいる薬の副作用(飲み合わせ)で幻覚や神経に悪影響を及ぼしていたと言うことがわかったとのことで、飲んでいる薬と現在の症状を照らし合わせて治療上必要なものだけを残していったら薬の数が4つにまで減ったというのです。
それってすごいですよねぇ。一つ一つを見ていけば必要な薬だったかもしれないけれど、飲みあわせと言うことまで考えるとやはり怖いものになるのが「お薬」、次に症例として登場した男性の方は喘息の薬の副作用で腸閉塞の疑いがあったとのことで、ずいぶん長いこと便秘で悩んでいたそうですが、これを処方箋をもっていくと薬を調合してくれる薬局の薬剤師さんにはなしたところ「薬歴」から異常の元を見つけてくれたというんですね。
副作用と言うのは出て見ないとそれが「異常」であるのかどうかがわかりませんし、患者の立場になってみると先生が出してくれた薬で身体がおかしくなったとなると、薬を疑うよりもまず自分の所為じゃないかと考えがちですよね。でもそれが気がつかないうちにどんどん身体の中で広がっていって、取り返しの付かないことにでもなったら大変です。そういった「飲み合わせ」で起こる副作用を防ぐ為にも、今他で薬を飲んでいますかと看護師さんに聞かれたり問診表に書いたりするんですが、薬の名前は覚えられないものが多いですから一切合財持っていったほうが早かったりするんだと私は考えています。
目の病気で禁忌薬が多く注意が必要なのは「緑内障」です。私は薬や病気については専門じゃないのでなにがどうなったら怖いのか、ネットで調べてみたらとても詳しいサイトがありました。
「おくすり110番」 http://www.jah.ne.jp/~kako/
緑内障の場合、抗コリン系の薬で眼圧の上昇を来たし急激な病状変化となる場合があるので絶対禁忌とのこと。狭隅角眼や閉塞隅角緑内障が認められた状況の方は特にだそうです。この抗コリン系と言う薬は「瞳を開くとともに 房水の出口をふさぎ、その排出を阻害する作用がある」とのことですので、房水が増え眼圧が上昇し視神経を圧迫することで状態が悪くなってしまう緑内障には真逆な薬といえますよね。
また、市販の総合感冒薬にはいっている鼻水止めに効果の高い「フマル酸クレマスチン」というのが抗コリン系の薬で、知らずに飲んでしまうのはちょっと怖いですから気をつけてください。意外に目の病気と言うのは内臓疾患とかこういった風邪のような病気とは切り離して「関係ない」と仰る方が多いんですが、同じ身体の一部で血管とリンパでぐるぐると繋がっているんですから、なにがしかの作用があったとしてもおかしくはないんです。ウチにいらっしゃるお客様でもあっちこっちと病院を梯子してらっしゃる方が少なくないんですが、歯医者と整形外科と眼医者だとどれも関係ないだろうといってどこからも薬が処方されるから1日に飲む量は山ほどだ、という話はよく聞くのでこのNHKの番組を教えてあげようと思います。<こういった話をNHKの番組でやってたよと言うと、皆さんなるほどと納得するんだよなぁ・・・
総合感冒薬についてはこのメーカーさんのが一番親切でした。Q&Aがあったのでご紹介します。
上手にホームケア ルルとかぜ薬Q&A http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_lulu/care/index.html




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