murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

加入度数2.00D以上の方にいいらしいです!

今月7日から遠近両用レンズの4割引き〜半額キャンペーンを始めるわけですが、今回のメインは3大メーカー「HOYA・セイコー・ニコン」の最新レンズでして、昨年9月から10月に掛けて発売された「HOYA・サミットプレミアム」「セイコー・リガード」「ニコン・プレシオパワー」の3種類がそれぞれHOYA・セイコーは半額、ニコンは4割引きにしちゃちゃうんですね。当然、今まで人気の遠近両用ブランド、P−1シナジーもHOYAFDも半額になりますし、廉価版のP−1ウイングも半額です。でもニコンのビーダパルは4割引、うーん、価格的にここら辺を選ばれるという方には使い勝手から見てもP−1ウイング(セイコー)が一番いいんじゃないかなと思うんですけどね。確実にGP(HOYA)よりはいいと思うし、初めてで慣れやすいのはこれかファーストステップ・アイ(ニコン)だと思うんです。
で、本日そのうちのニコン・エシロールの営業さんがレンズの説明に来てくれました。今までウチの店ではニコンのレンズは単焦点の取り扱いはしてしてましたけど、遠近両用を、しかも最新レンズを扱ってみようというのははじめてなので、取次店である中山眼鏡さんがそのうち説明にいってもらうようにします、と言ってくれていたんですが、やっぱりきちんとお話を聞くとわかることがありますね。

遠近両用レンズを使っている方がなにを求めているか、それは「はっきり見えること」と「揺れゆがみを感じないこと」になると思います。メガネを使ってもより自然に見える、メガネでの見え方を意識しないで済む、そういったレンズになればいいなぁ、と思うのはどなたも感じたことだと思います。
ニコンのレンズはそのうちの「はっきり見える」をどんどん追求し、より鮮明で解像度の高いレンズを作っていったわけですが、他のメーカーに比べると「揺れゆがみ」の部分にはあまり研究を重ねなかった、と言うんですね。その結果「くっきりはっきり」を求めるお客様には好評だけれど、揺れゆがみを嫌う方には不評だった、とのことで、近視系で遠方視重視の方、特にゴルフの時には他のレンズよりも使いやすいと評判だったのはそういった経緯も関係しているんだと思います。しかしそれがウチの店であまり取り扱いに積極的でなかったという理由の部分でもあり、そういったお店はわりと多いとお聞きしています。例えば、ウチの店の社長は遠視で揺れゆがみの極力出ないレンズを使っていますが(今はセイコーエンブレム)、会社のトップが好んでいるレンズはやはり勧めやすいですし、遠視の方の見え方として遠方のすっきりさよりも中間部分の安定感を好まれてるように思いますが、そこの部分が一番評価が高いのがセイコーP−1シナジーなんです。
今日のお話で、ニコンさんとしては今までの「くっきりはっきり」に「慣れ易さ」をプラスして遠近両用レンズの掛け替えユーザーにお使いいただきたい、それに自信を持ってオススメできるレンズが「プレシオパワー」である、と言い切っていたので(笑)かなりの自信作なんだなぁと思います。

設計的には、今までの遠近両用レンズというのは加入度数2.00Dが一番収差の分布が安定していて、それ以上の加入度数になると収差の出方が極端になっていく=揺れゆがみが大きく感じるようになる、というものだったんですが、今回の「プレシオパワー」は2.00D以上の加入になっても2.00D加入のときと同じような分布に近づけることができるとのことで、すなわち加入度数が上がっても違和感が少ない=慣れやすい、というのですね。

データとして、遠近両用レンズに対しての不満の70%が出来上がりをお渡しした直後から1週間以内に集中しているとのことですが、これをいち早く解消して、40%が期待している「はっきり見える」を確実に満足させることができること、それが「いい遠近両用レンズ」です。取り扱いレンズを増やしていって、お一人おひとりのご要望に一番合ったレンズをセレクトしていけるようにしていきたいです。




にほんブログ村 健康ブログへ