murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

遠近両用テストレンズ、全種類試していただきました

昨日遠近両用キャンペーンのDMハガキを出して、一番最初のお客様が本日の昼にいらっしゃいました。まぁ、本当は明日からの受付なんですが、丁度時間が出来たからと仰るので度数の確認からさせていただきました。
遠用度数の変化はほとんどなく、むしろ今まではいっていた乱視を外したほうがいいくらいの、ほとんど度数が入っていないに近いデータになったんです。加入度数はと言うと手元専用レンズで試していただいたところ今までよりも一段階強くしてOKだったので、慣れていただく分には問題ないだろうなと思ったんですが、そうじゃなかったんですね。
これまで使っていたのはHOYAのガラスレンズの遠近両用、サミットプロミネラルなんですがそのレンズではどうしても手元に焦点を合わせるときのすっきり感や「ぴしゃっ」と焦点が合っているという満足感がない、と仰るんです。今回のご希望は「視線を手元に移したときに探さなくてもピシャッと焦点が合うこと」「遠用の見え方は広めで揺れないこと」「どんな姿勢でも見るのに支障がないこと」と、おおよそ遠近両用レンズを使っている方なら「かくありたい!」と思う内容だったんですが、なんたって遠用度数がほとんど0.00Dに近いものですから、まず遠くの見え方に対する要求はシビアでした。ご自分で裸眼で見ているときと同じようでないと困るというので、うーん、と考えました。
また、うーんと考えたのにはもう一つ理由があります。ご希望のレンズ種類が「ガラスレンズ」だったんですが、これが各メーカーほとんど作ってないんですね。HOYAは今までと同じ「サミットプロミネラル」ニコンは「エキスパート」、セイコーは作ってないんです。それを伝えたところお客様も「うーん」と考えてしまいました。自分が欲しいのははっきり見えて焦点もぴしゃっと合って、手入れがめんどくさくないガラスレンズ、と決めてらっしゃったので、ガラスレンズのバリエーションの少なさには驚いたと思います。(でもプラスチックレンズも最近のものはそんなに手入れに気を使わなくてもいいと思うんですけどね・・・一緒にお風呂にはいるとかって言うのがない限りは)
まぁ、そんなこんなで出だしからどうしようと思うような状況だったんですが、もしプラスチックレンズでも気に入った見え方のレンズがあるかどうか、試してみてください、と現在のサミットプロから上のクラスのレンズを全部試してみていただきました。テストレンズは揃えてみると結構ありますね・・・、試した順番は「バイフォーカルレンズ」→「サミットプロ」→「サミットプレミアム」→「P−1リガード」→「P−1シナジー」→「HOYAFD」→「プレシオパワー」→「HOYAID」、バイフォーカルは手元の見やすさ優先で行くとこういうのもありますよ、と言うお試しでそのほかは累進レンズの全部で8種類、最初は「焦点が合わない!」と不満そうだったのが、P−1シナジークラスからは揺れが少ない、遠方視がラク、とプラスの評価をいただけるようになりました。
意外だったのが「プレシオパワー」で、乱視がないので揺れも少ないだろうと思っていたのが手元の見え方が斜め方向だと見え方が若干弱い、焦点が探さないとダメだ、と言うのですね。うーん、こないだ「これはいいですよー」と言う話を聞いたばかりだったので、実感とは違うんだなぁと思いましたね。「HOYAFD」は遠方視は問題ないけど手元に視線を持ってくるのがなんとなく時間がかかる、「ピシャ」って感じじゃないらしいんです。
「どれも視線を合わせるのが自然じゃない」という感想だったんですが、最後の「HOYAID」はぜんぜん違う、といっていただけました。うーんうーん・・・実はですね、このIDのテストレンズは実際は存在しないんですね。これはウチの店で「HOYAID」の上平加入2.00Dと2.50Dでオリジナルで作ったんですが、これが本当に他のレンズとは段違いで違う、とどの方も仰るんですよ。値段も段違いで違うんですが、今回もやはり「ID」の焦点の合いやすさを気に入っていただけて、しかもガラスレンズに一番近い状況になるはずのビーナスガードコートをつけたレンズを決めていただきました。毎回、レンズのキャンペーンをすると私はこの「ID」を結果的に売ってるような気がする・・・・・それだけ、このレンズが一目で違いのわかるレンズだっていうことだと思いますが、なんたって半額ですから、このレンズで5万円切りますからね、それも選んでいただける大きな要因だと思います。
しかし、全種類試してみていただけたんでこちらもいろんなことがわかりました。横揺れがなくても斜めの視線の動きは揺れとはまた違った影響があるんだなとか、ボケると仰るのがどういった姿勢でどの角度のときのことなのかとか、各レンズによっていろいろ違っているので、他のお客様に説明するときにも活用していこうと思います。
しかし、今回のキャンペーンはDM・新聞広告ともに反応が早いです!ハイクオリティなレンズが手ごろなお値段になるんですから、多くの方にぜひお使いいただきたいです。




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