murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

鼻呼吸で免疫力UP!

2月17日の朝日新聞の記事から。「体とこころの通信簿」というコラムがあって、そこで今回は毎日繰り返してる呼吸が心身の健康にかかわっているという記事でした。しかも、「口呼吸をやめて鼻呼吸にするだけで健康になる人はたくさんいる」と元東大講師で日本免疫病治療研究会会長・西原先生の言葉がしょっぱなにあって、近年の口で呼吸する人が増えていることとそのリスクを例に挙げている。
鼻の粘膜には細かい毛が生えていて、それが外から進入するホコリや細菌を体内に入るのを防いでいるのだけれど、口にはその機能がないので本来シャットアウトしたいホコリ・細菌はそのまま肺に入ってしまう。また、口で息をすることによって喉の体温が0.1度から0.5度下がり、免疫力が落ちるので風邪や喘息、花粉症が発症するリスクが高くなるとのこと。寝ているときも口で息をしていると、舌根が落ち込んで気道を狭くするので、睡眠時無呼吸症候群の原因にもなるという、なんだか恐ろしいことが紹介してあったりする。
鼻呼吸をする人のほうがアレルギー性鼻炎や肌荒れの症状が少なかったり、眠りの質が悪い、という自覚を訴えた人が口呼吸の人のほうが約7%多かったりしている。
西原先生は鼻呼吸をする人が少ない原因を、赤ちゃんのときにおしゃぶりを1歳前後で取り上げて離乳食に移行する親が増えていることを指摘している。欧米では3〜4歳までおしゃぶりをさせているので、鼻呼吸の習慣が出来上がるというのだけれど、なるほどなぁとは思う。
しかし、鼻がずるずるしているときに鼻呼吸をするというのはなんだか難しそうなんだけれど、だからといって口で息をしていると喉が渇いてイライラしてくるのも確かだなぁと思いましたね。この「呼吸」はイライラばかりでなくもっと根本的な精神面も左右するそうで、東邦大の有田教授によると、腹筋を使った「腹式呼吸」を5分以上続けると、脳幹のセロトニン神経が活性化して脳内物質セロトニンの分泌量が増えるそうだ。このセロトニンは気分の安定や感情を癒す物質であり、結果としてうつ病やストレスの軽減につながるとのこと。「息を10〜15秒吐いたあとに息を吸うという腹式呼吸を腹筋に意識して毎日20分程度、3ヶ月続けるとセロトニン神経が鍛えられ分泌量が増える」というのだからやってみたいと思います。でもしかし、天気のいい昼間に外で行うのは花粉症的にはNGですよね・・・・・気分よさそうだけどなぁ。
また姿勢も大事で、背中を丸めた悪い姿勢だと首が前に出て顎が上がり、浅い呼吸にしかならないとのこと。やはりどんなことにも良い姿勢というのが基本らしいですね。胸を張って背筋を伸ばすと、それだけで体の深いところに空気が入ってくるように思うものです。

新聞掲載 参照HP
西原ワールド http://www.nishihara-world.jp/

グラクソ・スミスクライン http://glaxosmithkline.co.jp/ 製薬会社の情報サイト。一般向けページでは花粉症情報(鼻のおまもり http://biennet.jp/index.html)ばかりでなくまぶたの痙攣(眼瞼けいれん)などけいれんについての情報(http://btx-a.jp/index.html)もあり。なかなかためになります。





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