murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

強度近視の方の遠近両用メガネ

ご夫婦で遠近両用メガネを作りに来てくださった方の見え方の確認をしました。お二人とも遠くの見え方は今で十分だけれど手元の見え方が弱くなってきたので度数を変えたいと言うご希望でしたので、遠くに対しては一通り見え方をチェックすればいいのかと思っていたんですが、お二人とも近視が弱くて済んできていたんでまずはそっちをきっちり出してから、手元の加入度数を出していきました。
奥様はそれまで必要だった乱視がいらなくなったことと、近視が一段弱くなりました。−7.00Dを超える近視でしたので、弱くなったことで目に対する刺激も少なくてすみますしレンズの厚みも少なくなります。厚みを薄くするために関しては、今までよりも屈折率の高いレンズ(1.67)を使いました。レンズ納期が27日なので、どのくらいの出来上がりになるか今から楽しみです。
ご主人もやはり近視だったんですが、度数自体は−3.00Dくらいと中程度でしたが乱視が−1.50Dはいるというデータでした。このお二人に勧めたレンズは「セイコーP−1シナジー」「HOYAFD」「Nikonプレシオパワー」でしたが、セイコーとニコンのレンズに対しての反応が全く違ったので、なるほどなぁと思ったのです。
ご主人は手元もしっかり見たいけれど遠くもはっきりくっきり見たい、という派で、「はっきりくっきり」に対してはニコンのレンズが一番強いですからね、実際使ってみていただくとプレシオパワーの横揺れの少なさと焦点の合いやすさは気に入っていただけました。揺れが少ない分問題なく慣れるだろうということで累進帯を13ミリのものにしたんですが、それも手元の見易さにつながると思います。
同じ近視でも、奥様にはプレシオパワーはイマイチでした。利き目が左目だったんですが、プレシオパワーとFDでは利き目でない右目の側面見え方が弱くなって見えるということでした。PDとも照らし合わせて考えると、視線がうまい具合に入っていかないんじゃないかなとも考えられます。その点P−1シナジーは累進帯の変化がなだらかなので視線の持っていき方楽なんだと思います。今までの遠近両用メガネでは得られなかった「ラクチンさ」だと言っていただけたので、よかったなぁと思います。
しかし、以前も−6.00Dくらいの近視の方にはどれよりもP−1シナジーがいいと言ってもらったことがあったんですね。先月の販売データを見ても近視の方でP−1シナジーを使っていただいてるのはいわゆる強度近視と言えるデータの方達です。累進帯の変化の幅がほかよりも広めであるので、刺激が少ないのではないか、と考えます。




人気ブログランキングへ
にほんブログ村 健康ブログへ  
Yahoo!ブックマークに登録