murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

所さんの番組「1億人の大質問!?笑ってこらえて!」ですごい時計師を見た!!!

今日の「笑ってこらえて!」http://www.ntv.co.jp/warakora/ は3時間スペシャルで、いつも好きで見ている番組だけれどでも実際3時間はなー長いなーーー(笑)と思って見ていました。昨日のWBC決勝戦は4時間超になるけれどそっちはしっかりテレビ前から動かずに見ていたんですけどね(わはは!/侍JAPAN優勝おめでとう!!!!!)
その中ほどで「日本列島 金の卵の旅」というのがあって、これは憧れの職業を目指して日々努力している専門学校の生徒を応援する、って言う企画なんですが、今回は「時計修理技術者」の学校に行く、と決まったのでなんか興味深くなりました。私はメガネ屋ですが店が時計と宝飾の兼業店で、仕事なのでクウォーツ時計の裏ぶたを開けて電池交換をするくらいはできるんですが、機械式時計の修理とか、画面では時を刻むために必要な歯車の歯が1個だけ折れてしまった場合の修理方法を見せてくれましたが折れてしまった歯の下の部分をコの字型に削っていき、厚みをあわせた真鍮を埋め込んではんだ付けして他の部分と高さをあわせて磨き上げていくと元通りの部品になっていく過程はもう、全然想像できないくらいの細かい細かい仕事で、そこだけ見ててもうわーっと思ったんですが。
世界にはもっともっとすごい技術者がいて、その専門学校の学生さんたちの中でも一番の憧れという「フィリップ・デュフォー」氏のところに1年生と2年生の2人が特別授業を受けに行く、というのがスペシャルならではの企画。これが画面で見てても2人ともすんごく嬉しそうで(喜)いやーこの先どうなるんだろうと見てるこっちはドキドキワクワクで見てました。

フィリップ・デュフォー氏 参考HPhttp://www.shellman.co.jp/item/dokuritsu/03/index.html 
エキサイト特集 「独立時計師 フィリップ・デュフォーhttp://media.excite.co.jp/ism/107/03craftsman_top.html 
ブランド時計ガイド 時計トピックスブログ http://blog.excite.co.jp/i-watch/i15/

フィリップ・デュフォー氏はとにかく、穏やかな方でした。憧れの人に会えてものすごく嬉しそうにしている2人にまるで気前のいいおじさんのような顔で「自分の城へようこそ」と言って招き入れていました。2000年に発表した「シンプリシティ」という3針式の時計は、その出来上がりを待ち望んでいる人が世界中にたくさんいると言うことですが、名前の通りすごくシンプルな構造をしているそうで誰にでも修理しやすいようになっているとのこと。また自分の技術を隠すことなく教え、伝え、自分の技術が受け継がれていくことを楽しんでいるようにも思えました。
時計技術者は工具を自前で作るそうですが(そういえばウチの社長もドライバーを自分で削っていますね)、2人の学生の工具を念入りにチェックした後に出てきたのは「いいね」という簡潔な褒め言葉で、緊張していただろう2人はそこでそれまでの「会えて嬉しい」と言う喜びではなくて「第一段階突破」みたいな自信を持った嬉しさになったようでした。その後の特別授業の内容は「よくあんな小さいものをピカピカにしていくもんだなー」と驚く細心さで、最後の美しい波状が平行に浮かび上がる「コート・ド・ジュネーブ」まで進むまで、覚えることの楽しさと技術者として改めて気がつくこと・学ぶことの多さ深さを見せてくれました。何より2人の真剣な表情がすべてを物語っていました。なんだか羨ましくなりましたよ、いいな〜




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