murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

まぶたと肩こりが関係あるってお話

毎月いただく目のための情報誌「ファミリーアイズ」から注目の話題をお届けです。

まぶたは「一重」の人と「二重」の人がいますが、世界的に見ると圧倒的に二重まぶたの人が多くて一重なのは「モンゴロイド(モンゴル・中国・日本など)」に多いそうです。これは、おおよそ3万年前にモンゴロイドの祖先が極寒の大地に移動するとき、寒さをしのぐ為にまぶたの脂肪を厚くして、それが一重まぶたとなったというのですが、なんかそういうのって想像するとすごいですよね。脂肪をそこにわざわざつけるように身体を改良するっていうか、寒いとなって顔を顰めていたらおのずとそうなっていったのかとか、どのくらいの年月がかかってそのように改良・進化されていったのか、なんて考えるとまぶた一つの話題ですが壮大だなぁと思ってしまうんです。
また、一重まぶたの人は肩こりになりやすいという研究結果もあるそうで、実際にまぶたの手術で肩こりは改善されるそうです。
これはどういうことかと言うと二重まぶたの人は瞬きをする時にまぶたの筋肉だけを使いますが、一重まぶたの人は眉から頭、肩までつながった筋肉を大きく動かすので肩が疲れやすいというのです。
少しくわしく書きますが、まぶたにはいろんな筋肉があるんですけど、まずまぶたを上げる動きは眼瞼挙筋(がんけんきょきん)の働きで起こります。眼瞼というのがまぶたの医学的な呼び方です。眼瞼挙筋は眼の奥の方から眼球の上を伸びていって、途中から腱膜(けんまく)と言うとても薄い組織になります。その先には瞼板(けんばん)があり、これらがいつも動いて見えている「まぶた」と言う部分になるかと思います。
腱膜と瞼板の結合はかなり繊細で、ちょっとの刺激ではずれてしまいます。たとえば眼を強く擦るとか、ぶつけて腫れるとか、そのほか老化でも起こります。そうなると眼瞼挙筋の力がまぶたに伝わりにくくなり、開きにくくなってしまいます。これが「腱膜性眼瞼下垂症(けんまくせいがんけんかすいしょう)」というものですが、ここまででなくても一重まぶたの人は二重まぶたよりもこの状態に近い形であるというのです。
腱膜の下にはミュラー筋と呼ばれる筋肉がありますが、この筋肉は交感神経と密接に関係し、収縮を行います。まぶたを開けるためにこの筋肉をいつも収縮させていると、交感神経が刺激され緊張状態が続きます。すると肩や背中の筋肉がこわばり肩こりになるというのです。
そんなに大変な状態だとは思ってなかったですけど・・・一重まぶたと言うのはそんなにリスクが高いのかな、と思ってしまいます。

ネットで調べてみると「形成外科」でこの点を説明してくれているHPが結構ありました。今回の記事には名古屋第二赤十字病院http://www.nagoya2.jrc.or.jp/3/topics/keisei/katakori.html の記事を参考にさせていただきましたが、昨日のお昼のバラエティ番組で二重まぶたの整形手術はごく自然に出来ると紹介していましたので、さがすともっとたくさんあるかもしれません。
※またこの話題では二重まぶた手術を勧めるものではありませんので、その点ご了承下さい。