murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

ゴーグルのインナーフレーム

スノーボードのゴーグルを度付きにしたいというご希望があって、お手持ちのゴーグル対応のインナーフレームを持ってきていただいたんですが・・・・・今まで見たことなかった形なんで「!?」と思ったんですね。
うーん、上と下に引っ掛けるための手が出ていて、それが結構バネ性があって、レンズ部分は形で言うとバタフライ型で上下が広め、わりと顔をしっかり覆うタイプのゴーグルのインナーらしく全体に大きいんです。
で、ヤゲン山が平らに近い甘めの山だというのがわかってますますうーん、、、と考えてしまいました。
こういうインナーフレームと言うのはセル枠と違って熱を加えて伸ばしながら入れると言うことはあまりしません、ていうか素材的にそれができないんですね、熱を加えてもフレームが伸びないんで。でもヤゲン山が甘めなんでちょっと大きめにしていかないとフレームの中でレンズが遊ぶ心配が出てくるわけです。そうなると「ボードをするときに使うゴーグル」ですから、滑って転んだりしたときにレンズがはずれることもあるかもって言う心配は絶対にしなくちゃいけない。ボードの上級者だってことだから、ただ滑って降りてくるだけってことはないだろうしなぁ(いや、これは私の私見なんですけど)、とか思うときつめに入れたいし、と思うわけです。
なので、今回の加工ではダミーレンズで4回、先にテスト加工してみました。最初は規定よりも3段階プラスのガッツリ大きめに削って、そこからどこら辺まで落としていったらぎりぎり入るのかをやっていって、その時点では−0.6ではいったんです。しかしそれじゃあ中でレンズが動く。では次には−0.5にしてエッジのバリ取りとヤゲン山を落とすと、すんなり入るけれど横だけ効いてて上はほとんど効いていないという状態で、もうちょっとなんだなぁ、というところまできました。
で、−0.5でエッジだけ落とすといい感じなんですが、もうちょっときつめにならないかなぁということで、最終的には−0.45のサイズでエッジを深めに落とす、ということでやってみたんです。そうしたら、ばっちりでした。
いやー、かなりうまくいったと思うんですが(笑)レンズの厚みが結構あるタイプのものを使っていただいてたんで、それにもかなり助けられたようです。
ゴーグルのインナーフレームでは、ウチの店では山本光学さんのスワンシリーズ、ガルウィングというデザインのものは結構作らせて貰ってます。これは鼻パットのところで着脱式になっているのでレンズがしっかりと押さえられています。

山本光学ガルウィングシリーズ http://www.swans.co.jp/products/search_glass.php
インナーフレーム http://www.swans.co.jp/products/iframe.html

スキーやボードばかりでなく、ジョギングやウォーキングをされる方にも度つきでサングラス、顔の横まで隠れるようなスポーツグラスで作りたいということでご注文いただくことがあります。中には限定解除のバイクに乗る方からも、作っていただきました。結構評判いいんです。




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