新しい形の補聴器「ＯＮＷＡ　ＪＪ」 - murasehisariの写真屋さん日記

普段の会話などは聞こえるけれどテレビの音が聞こえずらいと言う方に、ステレオヘッドホン式の補聴器「ＯＮＷＡ　ＷＨ−１０３ＪＪ」をお求め頂きました。

ご本人の希望は「取り扱いが面倒ではないもの・音の調整が自分で出来るもの・こもり感のないもの」でなおかつ普通の耳の中に入れる補聴器は使いたくないし、小さい機械では取り扱いが大変で「てもずらかく」ので嫌だ、と言うのだから、さてなにがいいでのか、と考えてたんですね。みみ太郎もいいかなと思ったんですけど（あれは音量調整が自由に出来るし、音の取り入れ方が耳の形をした機械＝人工耳介を搭載しているのでより自然に聞こえるというスグレモノ）最新の充電式のもので大きさが携帯電話くらいあって、さほど重くもないんですが希望する「ポロシャツの胸ポケットにも入るもの」にはちょっと大きい。
その点このＯＮＷＡは真四角で薄く軽く、携帯用のミントタブレットの大きさくらいしかないのでパンフレットで見た段階でなかなかよさそうでした。実際に扱ってみて、見た目はＭＰプレイヤーみたいだし、ＯＮＯＦＦボタンが大きいこと・充電式だけど乾電池も使えることとシーン設定が４つ選べること、聴力測定をして個人個人の聴力の入力を設定した上で細かい調整も出来ることがわかり、これはいいなぁと思いました。
また今までのポケット式補聴器と一番違う点は、本体ではなくイヤホン側にマイクとレシーバーがあるので、音を拾う時の雑音が極力少なくできることで、これにより本体を首から提げていようがポケットに入れていようが、音を聞き分けるときの妨げにはならないと言う点です。そのほか直接テレビなどとつなげて音を耳に届けることが出来るので、これが希望だったわけだしご自分でも問題なく操作できると言うことで満足してもらえました。音響機器との接続に関しては他の補聴器よりもわかりやすくていいかもしれません。
音の細部に渡る微調整や、より自然な音より静かな音を、また補聴器は目立たないものがいい、となるとやはりシーメンスのライフシリーズやピュアシリーズがいいとは思うんですが、普段はあまり補聴器を使わないと言う方、補聴器を耳に装着するのが大変だったと言う方にはいいかと思います。