遠近両用レンズの比較
遠近両用メガネをご希望の方に、実際にテストレンズを試していただくまでは言葉でいくら説明してもどんな風に曲がって見えるとか、どんな風にゆがみが少ないとか、なかなか伝えられないことがあります。そこで、テストレンズを試していただくとこんな感じですよ、というのを写真に撮ってみました。すべて加入+2.50D、比較するためのシートからは11センチ離してあります。自然光で撮ったのでシートの写り方に違いが出ていますが、テストレンズの内側が出来るだけ同じ大きさになるように写す距離も同じにしてみました。この比較方法の設定が正しいのかどうか定かではありませんのであくまでも参考としてください。
セイコーP−1ウイング14mm 2段目あたりから湾曲している
セイコーP−1ウイング16mm 累進帯が長い分変化はゆるやか
セイコーP−1リガード 思ったよりも変化はゆったりめ
HOYAサミットプレミアム 中ほどがサミットプロよりもなだらか
セイコーP−1シナジー 見え方の拡大に比べて湾曲が少ないのがわかる
ニコンプレシオパワー 平均してなだらか ラインの狂いが少ない
P−1シナジーとFDとプレシオパワーはあんまり差がないように見えますが、シナジーの中ほどから同じようになだらかに変化するのと、FDの真ん中の見え方がほかより気持ち大きくなっているのと、プレシオパワーの全体を見て水平ラインの変化の少なさは実際のメガネにするとかなりの違いになって出てくると思います。
こうやって写してみると、やっぱり一つ一つ違いはあるんだなぁと思いました。この違いが、今までのメガネの使用状況(ガラスなのかプラスチックなのか、球面か非球面かなど)や必要な度数とどう重なっていくのかで選ぶレンズが違ってくると思います。ぜひぜひ、テストレンズはいろんなものを試していただくことをオススメします。