murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

早速使わせてもらいました

遠近両用レンズがなぜ高いのか、の説明にカメラのレンズを例に挙げて説明すると言うのを、早速使わせてもらいました。うーん、でも厳密に言うとそのまま使わせてもらったんじゃなくて、比較する意味で使ったという感じですね。
もういくつもメガネをお持ちだし遠近両用レンズのメガネもたくさん持っているお客様で、少し前(数ヶ月という単位)に白内障の手術をされてそれまでミックスだった目の状態が弱い近視と強めの乱視(−2.50Dくらい)になった方が遠近両用のメガネを新しくしたいと来店されたのが5日ほど前。調べてみると近視はそれほどでもないんですが乱視がまた少し強く必要になっていて、両眼視で1.0まで出る遠方視力の設定が出来たのでそれをもとに近用度数の設定をしたところ3.00Dの加入になっていたんですね。今までよりも2段階強くなったんですが、今まで使っていたのと同じレンズでは累進帯の長さの関係だと思うんですがどうしても手元がはっきり見えない、というのです。なのでセイコーのP−1SY、HOYAFD、ID、ニコンのプレシオパワーの4種類をメインに何種類かためしてもらってどれがいいかとお聞きしていきました。遠方視の広さでいくとFDがよかったんですが、側方視の揺れゆがみと手元の見え方はプレシオパワーがいいとなって、結局PE−13を使うことになりました。このレンズは累進帯が13ミリなので他のレンズよりも1ミリ累進帯が短いので手元に焦点を合わせるという目の動きがほかよりも早い位置でくるのと、ウチの店で試していただいている状況としては乱視のある方には側方の揺れなさ加減がかなり評判がいいんです。
今日出来上がりをお渡しして、見え方自体にはご満足いただけたんですが「どうしてこのレンズはこんなに高いのか」と聞かれたんですね。巷には1万2万で一式メガネを作る、遠近両用レンズも追加料金なしというのがあるじゃないか、と仰るんですが、そりゃそういうレンズもありますしウチの店にももっとお安いレンズはありますけど、試してもらって決めていただいたし(当然価格だってお話しますよ)このレンズはそういうのと違ってプレミアムクラスなんだけどなぁ・・・と思ったんですがそうはいいません(笑)
高性能なカメラレンズはより自然に見えるように精度の高いレンズを何枚も重ねた上で、周辺部の揺れゆがみを消したり色収差を消したりしているんですが、たとえばニコンやキャノンやオリンパス(これは自分が使ってるから/笑)の上級機のカメラはそれなりに価格は高いし、望遠レンズだって写りのいいものをと思うと10万や20万やそれ以上の価格のものだってありますが、価格の安いカメラだって写真としてみるには普通に写るから普通に見えるけれど、一つ一つこだわると上級機には敵わない、それなりにしか写らないという違いがある。それと同じようにメガネレンズだって価格の違いというのは性能の違いに出てくるので、安い価格のレンズで使い勝手に納得いただけるとは思いません、とお話しました。
・・・書いてみるとなんだか的確に説明しているようには思えないんですが(汗)これでご理解いただけたんで良しとしよう、という感じです(うーん)



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