murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

子供の視力

今朝の朝日新聞の23面「体とこころの通信簿」欄に、「子供の視力」という記事が掲載されています。4歳の娘さんが幼稚園での視力検査で右0.7、左0.3という結果だったのを心配して眼科に行ったところ、今度は両眼とも1.2という結果だったという話から始まっています。
同じような経験をされた方は多くいらっしゃるだろうと思います。しかしこれは幼稚園での検査が正しくなかったのだということではありません。記事にも書かれていますが、「検査」をすること自体に子供が不慣れであったり、周りの環境がうるさかったりして集中できなかった、ということがあります。そのために正確に測るのは難しいので専門機関で再度検査をしてほしいというのがこういった集団検診での結果ととらえます。3歳児での検査可能率が6割に対して3歳6ヶ月では9割になるとの調査結果もあるということですが、子供のものの見え方は生まれてからほぼ10年近く掛けて完成形となっていくので、この年齢での発達は目覚しいものがあるためです。だからなおさら幼稚園時代の見え方には注意していただくことが必要なのです。
記事の中でまず注意としてあげられているのが「弱視」に対してで、これが「遠視」や「乱視」を要因として進展する可能性があると指摘しています。だいたい8歳までに見つけて治療をしないと矯正視力1.0が望めないという厳しい指摘がありますが、特に遠視の場合は調節力が旺盛なときなのでなかなかすぐに見つけられません。専門医に見ていただくのが懸命だと思います。(このブログでの関連記事:子供の遠視 http://d.hatena.ne.jp/k-hisari/20081015/1224066481 子供の視力低下 http://d.hatena.ne.jp/k-hisari/20081212/1229051177
また、近視は視力的に心配ないわけではありませんが、弱視にはならないので生活視力が出ていれば(0.7くらいまで出ていれば、というところでしょうか)あわてなくてもいいと思います。それでも昨年の学校保健統計調査では子供の視力低下が進み、近視の割合が増えたとありました。ゲームやパソコンなどの近業が増えたことによるものだそうです。大人もそうですが、近業には十分気をつけたいところです。
記事には「子供の目の異常、サインは?」という8項目のチェックがありました。ぜひ参考にしていただきたいと思います。
1 片目を隠すと嫌がる
2 絵本を顔に近づけてみる
3 何度いってもテレビに近づいて見る
4 目を細めてものを見る
5 屋外で片目をつぶる
6 頭を傾けたり、顎を引いたりしてみる
7 階段を降りるときに慎重になる
8 ボールを受け取るのが苦手
1・2・3は強い遠視や乱視、弱視のほか白内障・網膜疾患・視神経疾患などの眼球の病気の疑いがあると考えられるとのこと。
4は近視の場合の傾向。
5・6・7・8は斜視に見られる傾向との事です。
上記に当てはまるからといって、すぐに異常だと決め付けることは出来ませんが、その可能性が少しでもあると考えて眼科に相談されることをオススメします。



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