murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

難しいフチなしフレームの加工・・・

今日承ったのは二つとも難しい加工のものでした。そのうち一個はまだ作ってませんが(汗)一個は先ほど出来上がりました。両方ともフチなし前枠ですでに10年近く使っているというK18フレームと、子供に変形されたというチタンフレームです。このチタンフレームが始めて加工する格好のもので、ワンポイントフレームと言ったらいいんでしょうか?フチなしなんですけど、耳側のテンプルにつながる部分にはレンズとの接点がなく、レンズはブリッジ部分のネジ一本でくっついてるという構造で、元から右レンズが左よりも下がっていたと仰るんですが、明らかに元の加工時の穴あけミスだと思う垂れ下がりの枠入れになっていました。
レンズの度数自体は乱視もないので問題はないんですが、レンズとフレームの接点が一箇所だというのはツーポイントとまた違ってバランスをとるのが難しいものなんですねぇ・・・・・全体にねじれを含んだ変形もあったので、それを直しながらの穴あけだったんですがとても難しいのでそこは社長にお願いしました(汗/私、まだそれを加工できるスキルじゃないですよ!)穴あけの位置を設定するのにも30分以上かかるんですもん、場所が決まってしまえば「えい、やっ」とやってしまうんですが、そうは行かないですよね・・・・・
もう一個はやっとレンズの形が決まったのでカットすることになったこれはスリーポイントフレーム(レンズ1枚に穴が3つあるタイプ)ものすごく跳ね上がった格好のレンズで枠入れされているんですが、お客様はそれでなれているからと仰るんですけどどうやってもやはりレンズの向き(というか「あおり」)がおかしいんですよね。なので角度を変えたサンプルを作って仮枠入れをしたダミーレンズでみていただいて、どれがいいかと言うのを確認していただきました。
お客様に何度もご足労頂くことになるので申し訳ないんですが、せっかく作るんですからちゃんと綺麗にできたものを掛けていただきたい、と思うんです。うーん、でも中には面倒だから好きにしていいと言う方もいらっしゃるんですが(汗)
そうやって苦労して出来たメガネは、出来る限り丁寧に扱ってほしいというのはなんつーか職人気質みたいなものになるんでしょうか?でもまぁ、毎日使うものなので変形するのはつきものです。おかしいなと思ったら早めにお直しに持ってきてもらいたいです。


明日からウチの店でサマーセールと同時開催で社長の奥さんが通っている人形教室の作品展を開きます。8月15日まで、店内にはかわいいお人形がたくさん並んでいます。作品展ですので全て非売品なんですが、とっても表情豊かな子供のお人形はずっと眺めていて飽きません。素敵ですよ〜ぜひぜひ「柏崎駅前のベル・セイコーhttp://www13.plala.or.jp/belleseiko/index2.htm にお出かけ下さい。

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長谷川恭子人形教室作品展 8月15日まで開催中!