murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

試していただくとコレ、って感じ

このところ遠視の方の遠近両用メガネを作ることが続いています。先日の度数が2.5倍になった(S+1.00DからS+2.50Dになった)方の眼鏡をお渡ししましたが、手元の見え方がものすごく快適になっていままではメガネをかけて拡大鏡を使わないと見えなかった新聞がメガネだけで見えるようになったと喜んでいただけました。加入度数も結構あるのでこちらとしては掛けて帰るのは難しいだろうと思っていたんですが普通に歩けるし階段の上り下りも平気だし、遠くから手元に目線をかえるのも特に問題なしで結局新しいメガネを掛けて帰られました。ご本人はすごいすごいと言ってたんですが、私は全然違和感なくすぐに慣れてしまったお客様のほうに驚いたんですけどね。
今日は3年前に手元用のメガネを作っていただいた女性のお客様の遠近両用メガネを作るため、度数をお調べしました。3年前に調べたときにも既にS+1.50Dの遠視があって遠方視用のメガネの必要性をこちらから説明したそうですが、そのときはまだ遠くの見え方に問題があるとご本人は思っていなかったそうなんですね。うーん、遠視の+1.50Dというと結構いい度数なんですが、その度数分を自分の目の調節力でカバーしていたということなんだと思います。そのときには必要性を感じなかったけれど、最近になってテレビを見るのもぎゅーっと目の上に皺を寄せているし、手元を見ながら何か仕事をするのも焦点が合わなくてわずらわしいし、何よりも食事のときにご飯がぼやけて全然美味しく感じない、と仰います。自分で作った料理がよく見えないので残念だというんですね。たぶんこの3年間で調節力の衰えが進んで、カバーしきれなくなったんだと思いますが、その所為で肩の凝りや首の疲れ、頭痛などがひどくなってきたというのですから早めにいらしてくださればよかったのにとも思いました。
ご希望は楽に使えてとにかく慣れやすいものを、というのでテストレンズは一応一通りためしていただきましたがセイコーかニコン、または遠くの見え方で比較してもらってHOYAFDかなぁと思っていたんですが、まずはパソコンや楽譜の見え方に重点を置きたいとのことで目線を意識しないで手元に焦点が合うもの、ということで選択はセイコーP−1シナジーとニコンプレシオパワーに絞られました。
遠方視の度数にもよると思うんですが、ウチの店では遠視の方の場合この二つのレンズが評判がいいのです。どちらを選ぶかは見え方の好みというか、中間部分の変化がゆるやか(ということは結構長さがある)なP−1シナジーと遠方視がクリアになるプレシオパワーのどっちがいいか、ということになると思うんですが最近はテストレンズで度数設定して歩いてみていただくと下向き側方部の揺れが少ないということでプレシオパワーのほうが選ばれるんですよね。この方も、手元の見え方を比べていたときはあまり差がないということでしたが、歩いてみると違ったようでニコンのレンズのほうになりました。
度数が2.5倍になった方もプレシオパワーだったんですが、階段の上り下りをしたときにこのくらい見えれば平気、と降りてくるときに仰ってたんですがこれは視界の広さがいい方向に作用しているんだろうなと思います。
先日ニコンのマーケティングの方にお話を聞いたときに、このレンズはテストレンズの段階ではレンズの特性である度数枚に対する自由曲面化の能力を生かしきれないのではとのことだったんですが、見え方の差は確実にお客様に伝わってるんですねぇ。でもって3D設計でテストレンズの段階よりもより快適に、より視野も広くなったレンズで出来上がってくるということなので、こちらが思ってるよりも慣れやすいメガネが出来上がるんだと思うんですね。
お求めいただいた方から見やすいメガネになったといっていただくのはとても嬉しいです。せっかく買っていただくんですもの、よりいい買い物をしたと思っていただけるようにお勧めしていきたいです。



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